速さを見せ2-3体制を築いた野尻&松下。タイヤ感触は真っ二つ?

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速さを見せ2-3体制を築いた野尻&松下。タイヤ感触は真っ二つ?
執筆: 青山 悦子
2018/08/18 13:03

予選2番手、3番手を獲得した野尻智紀と松下信治。Q1から速さを見せた両者だが、タイヤについては大きく意見が分かれた。

 スーパーフォーミュラ第5戦もてぎの予選で2番手、3番手を獲得したDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの野尻智紀と松下信治。予選Q1から速さを見せたふたりだが、ミディアムタイヤとソフトタイヤの使用感に対する両者の意見は真っ二つだった。

 予選ではQ1から常にトップ争いをしたダンディライアン勢のふたり。Q1では松下がトップタイムを記録すると、続くQ2では野尻がトップに立った。Q3では両者ともコースレコードを記録し、一時的にワンツー体制を築いたが、最終的にポールポジションを獲得したのは石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)だった。

 午前中に行われたフリー走行をトップタイムで終えた野尻は、「昨日から走り出して、新しい取り組みをしながら予選に向けてセットアップを合わせられたかなと思うところもありますが、やはりポールを獲れなかったのは悔しいし、何としても獲りたかったというのが本音です」と悔しさを露わにした。

 野尻は、ミディアムタイヤよりもソフトタイヤを履いた方が感触が良かったようで、ミディアムタイヤでアタックを行ったQ1では、松下のタイムが“見えていなかった“と話した。

「(Q1の)1発目のアタックは11番手でしたが、それは(他車に)引っかかったりした部分もありました。。ただ松下選手のあのタイムは僕は届かなかったです。その差は何なんだろう?というところですね」

 ただソフトタイヤに履き替えてからは状況が好転し、Q2ではトップタイムを記録。Q3でも最後の最後に石浦がトップに立つまで、タイムシートの最上位に名前を連ねていたのは野尻だった。

 ミディアムタイヤとソフトタイヤの違いについて訊かれた野尻は、意外にもマシンバランスはそれほど変わらないと答えた。

「バランス自体はそんなに変わらずに、ハマるっていうのがソフトだと認識しています。バランスが変わらないっていうのは僕にとってはすごく良いことなので、そういった意味ではもうちょっとミディアムで違うグリップの引き出し方があるんじゃないかと思います」

 一方の松下も、Q1とQ2で好タイムを出せていたものの、Q3でポールポジションを獲得することができず、悔しい表情を見せた。

「素直に前回富士で自分のミスでQ2で敗退したっていう悔しい思いがあったので、Q3、3番手というのは満足ではあるんですけど、クルマの持っているポテンシャル的にはポール獲れたかもしれないと思うと、ちょっと悔しいです」

「(Q1の)1回目は1分33秒3くらいだったんですけど、この時最終コーナーで思いっきり引っかかって『絶対やばいな』と思いました。でもトップだったので『あれ何かおかしいな、みんな(新品)タイヤを入れてないんじゃないかと思いました。2セット目はみんな絶対に新品タイヤを履くとわかっていました。帰ってきてみたら(野尻選手とは)コンマ7秒くらいの差でした」

 ミディアムタイヤからソフトタイヤに履き替えた野尻のマシンが、バランスが狂うことなく機能したように、松下もソフトタイヤを履いた際の感触は悪くなかったという。ただ、ミディアムとソフトのタイムを比較すると、野尻が約1.4秒も上がっているのに対して、松下は約0.6秒しかタイムを上げることができなかった。

 松下は、周りと同じように自身もソフトタイヤでタイムを大幅に上げることができなかったことに疑問を感じた。それと同時に原因の究明をしていきたいと語った。

「速いのは良いことなんですけど、ソフトタイヤでみんな1秒くらい上がってるのに僕だけコンマ5秒しか上がってないから、そこは解明したいです」

「(感触は)決して悪いものではなかったです。ミディアムの時にあったアドバンテージを(ソフトタイヤを履いても)出せないっていうのは、ドライビングとしても何か対応したいです。ミディアムでうまくいっていると思うんですけど、それがソフトでも出せればと思います」

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シリーズ スーパーフォーミュラ
執筆者 青山 悦子
記事タイプ 速報ニュース