
今季からスーパーフォーミュラに参戦する福住仁嶺は、非常に忙しいオフシーズンを過ごしている。なぜなら今季の福住は、スーパーフォーミュラへの参戦と並行して、FIA F2にもフル参戦するからだ。
つい先日まで、福住はポール・リカール・サーキットで、F2のテストに励んでいた。そして日本に急いで帰り、10日の朝に羽田空港に到着して鈴鹿に移動し、その足でファン感謝デーに出席。早速デモ走行を披露した。
今季からF1同様、F2マシンにもコクピット保護デバイス”ハロ”が装着されることになっている。福住もテストでこのハロの付いたマシンをドライブ。その感想について次のように語った。
「正直言って、全然気にならないですね」
そう福住は言う。
「マシンに乗り込む時にちょっとだけ邪魔かなと思いますけど、2周くらい走れば、上の方に何かあるかな……くらいは見えるんですけど、次第に感じなくなります」
風切り音なども気にならないと言う福住だが、ドライバーによってはヘルメットに影響を感じているドライバーの話も聞いているようだ。
「音も違和感はないですね。ドライバーによっては、ヘルメットが揺れるとか、そういうことを言っている人もいるみたいです。でも、僕はあまり気にならなかったです」
スーパーフォーミュラは2019年から新マシンSF19を導入することになっている。このマシンにはハロは取り付けられないものの、取り付けられるよう”準備”だけはされている。これについて福住は、次のように語った。
「正直、見た目はあまり好みではないですけど、そういうレギュレーションになるのであれば、問題ないと思います」
最後に福住は、マシンに乗り込む時の苦労について、次のように語った。
「僕、足が短いんで……乗り込むのは大変です。足が長ければ、大丈夫だと思うんですけどね」
この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
ドライバー | 福住 仁嶺 |
チーム | team Mugen |
執筆者 | 田中 健一 |