ぶっつけ本番で臨むディルマン「学ばなければいけないことがたくさん」
2018スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス。今回、UOMO SUNOCO TEAM LEMANSから参戦するトム・ディルマンが初めての走行を終えての感想を語った。

オートポリスで行われている2018スーパーフォーミュラ第2戦。今回、ピエトロ・フィッティパルディに代わって第2戦と第3戦で参戦するトム・ディルマンが初走行の感想を語った。
開幕戦ではピンクカラーの7号車をピエトロ・フィッティパルディがドライブしたが、彼は第2戦と第3戦はインディカーシリーズに参戦を予定していたため欠場。その代役としてディルマンが参戦した。
海外では様々なレース経験を持つディルマンだが、スーパーフォーミュラはもちろん、日本に来るのも初めてとのこと。ただ、過去にはストフェル・バンドーンやピエール・ガスリーなどがF1へステップアップしていったカテゴリー。改めて世界的にもレベルの高いスーパーフォーミュラに参戦できることを光栄だと語った。
「すごくコンペティティブなチャンピオンシップだと思う。日本にはたくさんのプロフェッショナルドライバーがいるし、彼らのほとんどは長年日本のサーキットを走り込んできていて、多分目をつぶっていても走れるくらい熟知していると思う」
「それに対し、僕は日本でのレース経験はなくて、バルセロナやブタペストのようなコースを初めて走るような感じだ。このマシンもこのサーキットも初めて。ルーキードライバーもいるけど、彼らだってF3とか他のレースで活躍している強者ばかり。こんな素晴らしいプロフェッショナルなカテゴリーに参戦できて、本当に嬉しい」
金曜日の走行から積極的に周回を重ねたディルマン。早速最初のセッションで7番手。土曜朝のフリー走行でも11番手タイムを記録し、スーパーフォーミュラはもちろんオートポリスも初走行とは思えないほど素晴らしいペースを見せている。ただ、ディルマンは最終目標であるトップに行くためには、もう少し時間がかかると語った。
「初めてこのマシンに乗ったけど、正直まだまだ学ばなければいけないことはたくさんある。だけど、この短時間の中でマシンに慣れることはできたかなと思う。でも、タイヤのウォームアップとかマシンのセットアップとか、もっと細かい部分ではまだまだの状態だ。最終的にはトップに立つことが目標だけど、そこに関してはある程度の時間がかかると思う」
この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
執筆者 | Tomohiro Yoshita |