マカオF3王者ダニエル・ティクトゥムがSF初挑戦「まずトップ10が目標」
スーパーフォーミュラ第3戦SUGO、TEAM MUGENからスポット参戦するダニエル・ティクトゥムが金曜セッションに臨み、10番手タイムを記録した。

今週末、スポーツランドSUGOで行われるスーパーフォーミュラ第3戦に昨年のマカオF3王者であるダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)が登場。今週末に向けての抱負を語った。
昨年、同チームで2勝を挙げランキング2位に入ったピエール・ガスリーの後輩で、レッドブルジュニアチームに所属するティクトゥム。昨年のマカオF3で逆転優勝を飾り注目を集めた。今シーズンはF3ヨーロッパに参戦している。
ぶっつけ本番の状態で今回のレースに臨むことになったティクトゥムは、セッション序盤コースのライン取りなども苦労していたが、昨年のガスリーのデータなども参考にして徐々に修正。セッション後半には一時3番手タイムを記録していた。最終的にはトップから0.626秒差の1分07秒777で10番手となった。
「スーパーフォーミュラのマシンを初めてドライブしたけど、クルマはとてもクイックだし、ドライブしていて、とても楽しかった。でも、このコースはクレイジーだ」
スーパーフォーミュラでの初セッションを終え、そう語ったティクトゥム。マシンに関しても、割と早い段階で慣れてきている実感があるという。
「(スーパーフォーミュラのマシンは)ダウンフォースのレベルも高いし、ハイパワーでグリップも高い。ドライバーとしても、とても走りがいがあるクルマだ」
「このセッションで、割とすぐに慣れることができたと思う。特に後半の走行ではみんな同じタイミングでコースに出ることになったけど、そのときに(一時)3番手タイムを記録することができた。初めて乗るクルマで、いきなりここまで出来たのはハッピーだ」
今シーズンは、FIA F2に参戦している福住仁嶺の代役という形での参戦で、今回と第4戦富士のみのエントリーが予定されている。しかし、ティクトゥムはスーパーフォーミュラでの本格的な参戦に興味がある様子。
「今決まっているのは2レースだけど……どうだろう。もしかすると来年以降はシーズンを通して参戦しているかもしれない。その辺は(レッドブルの)ボス次第だろう。とにかく、この限られたチャンスの中でベストを尽くしたい」と、前向きなコメントをしていた。
そして今週末のレースについては、まずトップ10圏内を一つの目標にベストを尽くすと語った。
「今週はどうなるかわからないけど、トップ10が目標。できればトップ5に入れればもっとベストだけど、そう簡単にもいかないだろう。まずは明日の予選がとても重要になる。トップ10には食い込みたいと思っているし、トップ5に入れればパーフェクトだ。とにかく、ベストを尽くすのみだ」
この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
イベント | 第3戦SUGO |
サブイベント | 金曜日 |
ロケーション | スポーツランドSUGO |
執筆者 | Tomohiro Yoshita |