Q1敗退のピンチからポール獲得、野尻智紀「中断の時は不安になった」

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Q1敗退のピンチからポール獲得、野尻智紀「中断の時は不安になった」
執筆: 吉田知弘
2018/05/26 11:44

スーパーフォーミュラ第3戦SUGO。今季初のポールを獲得した野尻智紀は、Q1の赤旗中断を振り返り、ノックアウト圏内にいる時は不安だったと語った。

 スポーツランドSUGOで行われた2018スーパーフォーミュラ第3戦。野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、予選Q1の赤旗中断時にはノックアウト圏内にいるという、ピンチの中から逆転でつかんだポールポジションに安堵の表情を見せていた。

 SUGOはコース全長が短く、僅差の戦いになりやすい中、Q3では2番手以下に0.2秒以上の大差をつける速さをみせた野尻は、コースレコードとなる1分04秒694をマーク。今季初のポールポジションを獲得した。

 前回のオートポリスでは予選トップの平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)の3グリッド降格ペナルティが決まっていたため、ポールポジションからスタートする予定だったが、決勝は悪天候で中止となってしまった。

 それでも野尻は仕切り直しと気持ちを切り替え、今週のSUGOに臨んでいた。

「オートポリスではレースをしたかったですが、あれはしょうがないなと思って、今週はまたイチから頑張ろうと思っていました。昨日はあまり調子がいいとは言えなかったんですけど、またここに戻ってくることができたのでチームにも感謝ですし、僕自身もいい走りができたかなと思います」

 ただ、Q1ではあわやノックアウトというピンチに襲われる。ちょうど2セット目のミディアムタイヤでアタックをしている最中に赤旗が出されてしまった。もちろんアタックラップは無効となり、野尻はこの時点でノックアウト圏内にいた。さらに予定よりも中断時間が長引いたことで、コックピットの中で不安になっていたという。

「赤旗で待っている間が結構長くて、その時に僕は落ちる(ノックアウトされる)ゾーンにいたので、中断が長くなるにつれ、どんどん不安になったりストレスだったり、いろんな感情ができました。その都度、チームには申し訳ないんですけど、無線を使って自分の気持ちを吐いてリラックスさせていました」

「杉崎エンジニアも『落ち着いていけば大丈夫だから』と声をかけてくれたし、僕をコントロールしてくれてありがたかったです」

「ここSUGOは本当に攻めないと落ちてしまうので、SPコーナーとかも脱輪気味で結構ギリギリでした。でも、あそこで落ちていたら……と思うと、本当にスーパーフォーミュラはギリギリの戦いをしているなと思いました」

 先週はスーパーGTでポール・トゥ・ウィンを果たし、スーパーフォーミュラでは3戦連続で予選トップ3に入っている野尻。この功績は、これまでチームとともに学び積み重ねてきたものが、噛み合ってきている証拠だと語った。

「何かが噛み合ってきた感じはすごくありますね。僕が今まで学んできたものとか、チームとしてもそうだと思いますし、そういったものがどんどん噛み合ってきたと思います。今週も走り出しで調子が良くなかった中で、この位置にいるというのは、そういうことでもあると思うし、しっかりとQ1を突破できる強さみたいなものもある程度備わってきているのかなと思います」

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第3戦SUGO
サブイベント 土曜日 予選
ロケーション スポーツランドSUGO
ドライバー 野尻 智紀
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース