オワード、レッドブル育成も離脱。来季はマクラーレンと共にインディカーへ?
来季からインディカー・シリーズに参戦するアロー・マクラーレン・レーシングSPのスタッフが、F1のメキシコGPとアメリカGPに帯同することになるようだ。また、スーパーフォーミュラ最終戦を欠場することになったパトリシオ・オワードが加入する可能性が示唆されている。
写真:: Masahide Kamio
来シーズンからシュミット・ピーターソン・レーシングとタッグを組み、インディカー・シリーズに参戦することになったマクラーレン。このチームはアロー・マクラーレン・レーシングSPと名付けられ、テイラー・キールがゼネラルマネージャーを務めることになる。
同チームのスタッフは、2019年の10月から11月にかけて行われるF1のメキシコGPとアメリカGPに帯同することになった。また同チームのドライバーとして、パトリシオ・オワードが起用される可能性が高まっているようだ。
オワードは昨年インディライツでチャンピオンを獲得。今季はカーリンから7戦にわたってインディカー・シリーズに参戦し、うち4レースでトップ10グリッドを獲得した。オワードはそれと平行して、レッドブルとジュニアドライバー契約を締結。シーズン途中から活躍の場を日本に移し、TEAM MUGENのドライバーとしてスーパーフォーミュラを戦ってきた。先日岡山国際サーキットで行われた第6戦で6位入賞を果たした。
ただ18日(金)にTEAM MUGENは、最終戦のドライバーとしてユーリ・ヴィップスを起用することを発表。オワードの去就が注目されていた。
オワードはメキシコ人ドライバーである。そのため、F1メキシコGPの期間中に、マクラーレンのインディカー・チーム入りが発表される可能性が高そうだ。それについてマクラーレンのF1チームに帯同してメキシコGPを訪れる予定のキールは、次のように笑いながら語った。
「ドライバーに関するコメントは一切しない。チームの運営状況を見るために(サーキットに)行くんだ」
アロー・マクラーレン・レーシングSPは既に、ジェームス・ヒンチクリフと契約を交わしている。そのチームメイトはもう決まっているのか? それを改めて尋ねると、キールは次のように語った。
「いや、まだ誰になるのか分からないよ」
マクラーレンの広報担当者は、オワードとの契約については「認めることも、否定もしない」と回答。今回インディカーチームの面々がF1に帯同するのは、新たなパートナーの仕事ぶりを見るには、メキシコとアメリカが地理的に最も適しているからだと説明した。
一方のオワードは、レッドブルのジュニア・プログラムから離れたことをツイッターで発表。次のようにコメントした。
「今年、日本でレースをする素晴らしい機会を与えてくれたレッドブル、(ヘルムート)マルコ博士、TEAM MUGENに感謝している。この経験と、素晴らしい人たちと仕事ができたのは、素晴らしいと言える。ユーリ・ヴィップスが、このチームと共にスーパーフォーミュラの2019年シーズンを幸運な形で締めくくることを祈っている」
「すぐに、僕のレースでの将来について、お知らせすることができるだろう。素晴らしいチャンスがやってくるのが分かっている。それをみんなとシェアできるのを待ちきれないよ」
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