スーパーフォーミュラ 合同/ルーキードライバーテスト

IMSA王者のバーニコートが久々のフォーミュラドライブ。SFルーキーテスト午後の一番時計に「まだやれると証明できて良かった」

TOM'Sからスーパーフォーミュラのルーキーテストに参加したベン・バーニコートは、久しぶりとなるシングルシーターでのドライブを楽しんだようで、自分がフォーミュラの世界でも実力を示せることを証明できて良かったと語った。

戎井健一郎 Jamie Klein

公開日時: 2023/12/13 8:29

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Ben Barnicoat, VANTELIN TEAM TOM’S

 先日、鈴鹿サーキットで実施されたスーパーフォーミュラの合同/ルーキーテスト。3日目のルーキー枠には海外からも多くの選手が参加したが、その海外勢の中でトップタイムを記録したのが、VANTELIN TEAM TOM’Sから参加したベン・バーニコートであった。

 最近ではIMSAのGTD Proクラスでチャンピオンになるなど、スポーツカーレースで活躍しているバーニコートだが、かつてはシングルシーターでキャリアを積んだ。2014年にはフォーミュラ・ルノー2.0 NECでチャンピオンを獲得し、2015年はフォーミュラ・ルノー2.0でランキング4位、2016年はF3ヨーロッパ選手権でランキング9位となっているが、それ以降は主にGTカーで活躍している。

 今回ドライブしたのは、VANTELIN TEAM TOM’Sの36号車。奇しくも、バーニコートと同時期にフォーミュラ・ルノーに参戦していた笹原右京のマシンだ。テスト午前のセッションは最多の33周を走り、1分37秒906のベストタイムで5番手だったバーニコートは、午後は1分37秒482をマークしてセッショントップ。3日目総合でも岩佐歩夢、イゴール・オオムラ・フラガ、木村偉織に次ぐ4番手となった。

 初めてのスーパーフォーミュラドライブを振り返り「興奮したよ!」と語るバーニコートは、さらにこう続けた。

Ben Barnicoat, VANTELIN TEAM TOM’S

Photo by: Masahide Kamio

Ben Barnicoat, VANTELIN TEAM TOM’S

「午前のセッションではまず3回プッシュラップをした。トラフィックや赤旗があったけど、その時点の僕のベストタイムは1分42秒。アタックラップはだいたい1分36秒から37秒くらいだと聞いていたから、どうすればいいんだろうと思ったよ!」

「ショックだったけど、テストが進むにつれて着実に進歩していった。ダンパーが新しくなったということで、チームは僕とデビッド(ヴィダーレス/37号車をドライブ)に色々と求めてきたけど、マシンを改善しながら自分のドライビングを磨くのは難しかった」

「でも午後のセッションをトップで終えられて良かった。前日と午前は1分36秒台前半のタイムが出ていたけど、午後は路面温度が上がっていたからあまり良いタイムが出せなかったのは残念だった。でも素晴らしい経験ができたし、1番になれたことも特別なことだ。フォーミュラカーを走らせるのは久しぶりだったから、まだやれるということを証明できて良かった」

 このバーニコートの走りは、TOM'SでスーパーGTやスーパーフォーミュラ・ライツの監督を務める山田淳氏も「彼はクレバー。自分で分析する力もあるし、普段はIMSAで長いレースをやっていますが、タイヤの使い方も上手だったと思います」と評する。「まだ攻めきれてない、セーブしているところがあったので、そこがなくなればもっとタイムは出ると思います」とのことだ。

 今回のテスト参加は来季のシートに繋がるようなものではなかったが、「チャンスはこれで広がったんじゃないかな!」とバーニコートは笑う。ただ「僕はIMSAのレクサスGT3プログラムに専念しているので、タイトル防衛に集中したい。トヨタやレクサスから何か言われるまでは、そこに専念し続けるよ」と語った。

 

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