急きょスーパーフォーミュラテスト参加のボリュクバシ、2023年に向けF2参戦オファーとの比較検討中?「日本はとても良い選択肢」
鈴鹿でのスーパーフォーミュラ合同テストに参加したジェム・ボリュクバシは、2023年シーズンに向けてF2とスーパーフォーミュラ両方のオファーを検討していると語った。

トルコ人レーサーのジェム・ボリュクバシは、12月7~8日に鈴鹿で開催されたスーパーフォーミュラの合同/ルーキーテストに参加した。
ボリュクバシは、今季TEAM GOHのオペレーションを担当していたセルブスジャパンが走らせる『TEAM TBD』からテストに参加し、ホンダ/M-TECエンジンを搭載した33号車に乗り込んだ。
初日は開始早々にデグナーでマシンストップをする場面がありながらも、午後に1分38秒354を記録し17番手。2日目午前には1分36秒971までタイムアップしている。
直前に今回のテスト参加が決まったというボリュクバシ。彼とその関係者は、F2で再びチャンスを探すか、それともスーパーフォーミュラに挑戦するかを検討しているところだという。
彼は2022年シーズンの大半で、チャロウズ・レーシングシステムからF2に参戦していたが、4戦を残したところでチームから離脱していた。

「僕はまたF2でレースがしたい。いくつかの良いチームとレースをすることを検討しているんだけど、僕はここ(スーパーフォーミュラ)の雰囲気とプロフェッショナリズムがとても気に入っている」
そうボリュクバシはmotorsport.comに語った。
「日本はとてもいい選択肢だと思う。どのチームに乗れるか、まだ選択肢を検討しているところだけど、ここでの経験を本当に楽しんでいるし、もちろん来年ここでレースをすることができるとしたら、とてもハッピーだ」
ボリュクバシは、テスト参加の合意ができたのは1週間前のことだと明かしたが、先週金曜日の段階では日本入りしていたのだと説明した。
「本当にこのクルマを試したかったから、とてもラッキーだった。ドライビングがとても難しいクルマにいきなり乗りたくはなかったから、この機会は素晴らしいモノだったし、チャンピオンシップの雰囲気も知ることができた」
「僕みたいに経験不足の人間にとっては、どんなテストでもとてもポジティブだ。何kmでも、走れるということが大きなアドバンテージになる」
「また、このチームと一緒に仕事をするのも好きだ。彼らはとてもフレンドリーな人たちで、クルマの中だけでなく、クルマの外でも、この国に慣れるためにたくさん助けてくれたよ」
ボリュクバシは、スーパーフォーミュラに参戦することになった場合、それを足がかりにF1やその他の世界的なトップシリーズに進むことを希望しているという。
「僕の最終目標はF1だけど、スーパーフォーミュラはマシンだけでなく、雰囲気や期待されることも含めて、いいステップアップになると思う」
「ここは素晴らしい場所だ。スーパーフォーミュラからF1に移ったドライバーを見てきたし、それは間違いなく可能なことなんだ。ここでトップドライバーのひとりになれれば、世界のどこでもトップドライバーのひとりになれるくらい、レベルの高い選手権なんだ」

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