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カルデロン、SFではチームの雰囲気に感激。2021年シーズンの残留にも意欲

タチアナ・カルデロンは、2020年のスーパーフォーミュラでThreeBond DragoCORSEと共に仕事をして、シングルシーターのキャリアで初めて自分が「評価されている」と感じたという。

タチアナ・カルデロン Tatiana Calderon(ThreeBond Drago CORSE)

写真:: Masahide Kamio

 アルファロメオF1チームのテストドライバーを務めるタチアナ・カルデロンは、2020年にスーパーフォーミュラへ参戦。日本のトップフォーミュラとしては23年ぶりの女性ドライバーということで話題を集めた。参戦チームは道上龍率いるThreeBond DragoCORSEで、1台体制ながらも奮闘した。

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 カルデロンはコロナ禍による渡航制限の影響で第2戦岡山と第3戦SUGOを欠場したものの、残る5レースに参戦。最高位は開幕戦もてぎと第6戦鈴鹿で記録した12位だった。最終戦富士ではクラッチトラブルに悩まされたものの、全体で5番目に速いファステストラップを記録してみせた。

 過去にはF3ヨーロッパ選手権やGP3、FIA F2など様々なシングルシーター選手権に参戦してきたカルデロン。彼女は日本での最初のシーズンを振り返り、これまでのどのシーズンよりも楽しむことができたと語った。

「ここ(SF)ではこれまで以上にリラックスすることができています」とカルデロン。

「あなたに頑張って欲しい、あなたが評価されていることを感じ取って欲しい……そんな雰囲気をチームから感じました。これは大きな違いだと思います」

「2020年は自分のキャリアの中で初めてそういうものを感じることができました。それはとても気持ちが良いものです。ここにいる全員が自分のことを信頼してくれていて、今までとは違った働き方ができました。とても楽しかったです」

「今までで最も楽しかった1年だったので、今後もこのような感覚を感じていければと思っています。満足している時にはより良いパフォーマンスが引き出せますし、ここにいる方がずっと幸せです」

 GP3時代の2018年にはシーズン終盤に連続入賞を果たすなど、安定して上位に食い込む力があることを証明し、2019年にF2へとステップアップしたカルデロン。しかし最終的にF2では1ポイントも獲得することができなかった。そういった背景もあり、カルデロンはF2時代に失った自信を取り戻すことに多くの時間を費やしたという。

「F2で自分の実力を発揮できなかったのは、雰囲気やマシン自体に馴染めなかったこともあると思います」

 カルデロンはそう振り返る。

「私は自信を失ってしまいました。だからそれを取り戻す必要があったんです」

「2020年ほど、ドライバーとして難しいシナリオはありませんでした。チームは新しいチームで、チームメイトもいない。コースも知らないし、日本に来たこともない……それでも最後の方には良くなっていましたし、今後も成長を続けていければと思います」

 カルデロンは2020年、複雑な渡航制限が敷かれる中でも日本とヨーロッパを行き来し、リシャール・ミル・レーシングの一員としてスポーツカーレースも戦った。彼女は2021年も同じようにふたつのプログラムを両立することを目指している。

 カルデロンが仮に2021年シーズンもThreeBond DragoCORSEに残留することになれば、スター・マツダ選手権(現インディ・プロ2000)にフンコス・レーシングから参戦していた2010〜2011年以来初めて、同一チームに2シーズン連続で所属することとなる。

「私は継続性を必要とするドライバーです」とカルデロンは付け加えた。

「それはGP3で証明されました。シーズン終盤にかけて私はベストなパフォーマンスを発揮することができましたが、それはマシンや環境に慣れてきたからです」

「でもシーズンが終わる度に毎回、ここからというタイミングで『ああ、また(別のチームで)最初からやり直しだ』となってしまっていたのです」

「(新しいシーズンも)ここから始められたら最高だと思いますし、私にとって継続性は重要なので、今年もこのシートを確保したいと思っています」

 

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