来季フォーミュラE参戦が決定済みのニック・キャシディ、SFは「今季が最後となるだろう」
スーパーフォーミュラに参戦するニック・キャシディは、2021年からフォーミュラEに参戦することが決定しているが、今季が自身のラストシーズンになる可能性が高いことと認めた。
ニック・キャシディ Nick Cassidy(VANTELIN TEAM TOM'S)
Masahide Kamio
8月29日にようやく開幕を迎える2020年の全日本スーパーフォーミュラ選手権。2019年の王者に輝いたニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)が、今季限りでスーパーフォーミュラを離れる可能性が高いことを認めた。
キャシディは今年7月、フォーミュラEのヴァージンと複数年契約を締結したことを発表。2020−2021シーズンからは世界に打って出ることが明らかとなっていた。
キャシディはフォーミュラEと並行して、現在参戦しているスーパーフォーミュラ及びスーパーGTに、一部またはフル参戦することを望んでいる。しかし実際にはそれは不可能。キャシディ自身も、来季はスーパーフォーミュラに参戦することは無いだろうと認めた。
「今年が僕のスーパーフォーミュラでの最後の年になるだろうね。それは認めることができる」
キャシディはmotorsport.comの取材にそう答えた。
「素晴らしい思い出がたくさんあるし、このクルマを走らせるのはとても楽しいんだ」
「ここ数年、常にプレッシャーを感じてきたけど、今年は全く感じていない。僕はただクルマを楽しみたいと考えている。心持ちがちょっと違っているんだけど、ポジティブなことだよ」
8月29日からは、新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていたスーパーフォーミュラがいよいよツインリンクもてぎを舞台にスタートする。
ただ変則的な状況となった今季はいくつかのルール変更が行なわれている。そしてキャシディはレース距離の短縮、タイヤがソフト1種となることや、ピットストップ無し、予選ポイントシステムの変更といったルール変更の方向性について「楽しいものではない」と認めた。
「(変更された)ポイントシステムやレースフォーマットは、僕らに必ずしも合うとは思わない」
キャシディはそう語る。
なお今季は予選トップ3にポイントが与えられるが、キャシディは昨年一度も予選3位以内に入ったことがない。
「僕の目標はここ数年と同じで、トヨタ勢のトップドライバーとなることだ」
「トヨタには素晴らしいドライバーがたくさんいる。僕が比較できるのは彼らだけだ。だからそれが達成できれば、大成功だと思う」
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