今季F2参戦のボシュング、SF初ドライブは「もっと走れず残念」

鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラの合同テストに、今季F2を戦ったラルフ・ボシュングも参加。Team LeMansのマシンを走らせた。

 今季カンポス・レーシングの一員としてF2を戦ったラルフ・ボシュングが来日。鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラ合同テスト・ルーキードライバーテストに参加し、SUNOCO Team LeMansのマシンを走らせた。

 ボシュングはテスト初日、午前と午後のセッションいずれも8号車をドライブする予定だった。しかし、初日午前のセッションでは全21台中17番手の記録だった。

「マシンの感触は素晴らしい! ポジティブな感触だよ」

 ボシュングは初体験のSF14に対してそう評価した。しかし結局午後のセッションの10周目に、ボシュングはスピン。これによりギヤボックスがダメージを受け、それ以上走行を続けることはできなかった。

「もっとドライブできないのは残念だった」

 そう語るボシュングは、来季来日し、スーパーフォーミュラをフルシーズン戦うことも視野に入れ、冬の間に検討を進めると言う。

「来年についてはまだ分からない。スイスに戻って、すべての選択肢をテーブルの上に広げて、その中から一番良いモノを見つけるつもりだ。もちろん、スーパーフォーミュラに来るのも選択肢のひとつ。おそらく、F2かスーパーフォーミュラのいずれかを目指すことになると思う」

 SUNOCO Team LeMansの片岡龍也監督は、ボシュングの印象を次のように語った。

「彼は走り始めが慎重な感じがします。一発目であまりタイムを出さない。でも、そのままタイムが出ないのかな……と思って見ていると、最後の方でポーンとタイムを上げてくる。新品タイヤを投入してタイムを出すかと思いきや、やはり慎重なんです。その後の走り、特にユーズドタイヤでの走りに期待していたんですが、そこでスピンして、同じタイミングでギヤボックスにもトラブルが出てしまったので、本当の実力を探れないところで終わってしまいました」

 ボシュングは今季のF2で、使い方が難しいと言われるピレリタイヤを履いていた。それが”慎重な走り始め”に繋がっているのではないかと問うと、片岡監督は次のように語った。

「いや、そういうことじゃないですね。これは性格的なモノだと思いますよ」

 また片岡監督は、今回ボシュングを走らせた理由について、次のように説明した。

「今回のテストが、来年に直結するかどうかはまだ分かりません。ただ、いつもと違うドライバーが乗ることで、いろんなコメントがもらえるし、チームとしては良いチャンスです。それを有効に使いたいと思います」

「もちろん、今季のドライバー(フェリックス・ローゼンクヴィストと大嶋和也)も候補のままです。色んな可能性の中で、どういうチョイスができるか? こちらが(残留を)希望しても、断られることだってありますからね。今の段階で引き出しを増やしておくことは大切だと思います」

 ローゼンクヴィストは今季がスーパーフォーミュラ参戦1年目だったにもかかわらず、ランキング3位という素晴らしい成績を残した。今回のテストにローゼンクヴィストはやってこなかったものの、片岡監督は「また仕事をしたい」と語る。

「あれだけ活躍してくれたドライバーですからね。でも、彼は世界クラスのドライバーだと思いますから、多分世界中からオファーがあるでしょう。それでも、彼とまた仕事したいという気持ちはもちろんあります。今のところは、未定ですけどね」

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 合同テスト・ルーキードライバーテスト
サーキット 鈴鹿サーキット
ドライバー ラルフ ボシュング
チーム Team LeMans
記事タイプ 速報ニュース