スーパーフォーミュラに半年ぶり復帰のカルデロン、目指すは初入賞。終盤2戦は今後に向け重要なレースに?
スーパーフォーミュラに第2戦鈴鹿以来となるカムバックを果たすタチアナ・カルデロンは、自身の将来に向けて今季終盤2レースが重要になってくるだろうと語った。
写真:: Masahide Kamio
ThreeBond DragoCORSEでスーパーフォーミュラ2年目を戦うタチアナ・カルデロンは、WEC(世界耐久選手権)と並行して参戦している関係で渡航制限の影響を受けており、第3戦オートポリス以降は3戦連続で欠場となっていた。しかし彼女は再来日を果たし、10月17日に行なわれる第6戦もてぎで復帰を果たすこととなった。
カルデロンは既に来日しており、10日間の待機(自主隔離)に入っている。また彼女はその後も日本に残り、10月末に鈴鹿サーキットで行なわれる最終戦にも参加する予定だ。
「4月以来となる来日を果たせて本当に嬉しいです。最後にスーパーフォーミュラで走ってからかなりの時間が経ってしまいました」
カルデロンはそう語った。
「レースに出られない間もチームと連絡を取り合ってマシンの進化について学習してきました。慣れないといけない部分もありますが、予選前の練習走行は1回しかないので簡単ではないでしょう。特に他のドライバーはもてぎで1回走っていますから。しかし再び日本に戻り、日本の文化に触れつつ多くのファンの皆さんにお会いできることが楽しみです」
カルデロン曰く、彼女の代役として走った塚越広大の尽力もあり、マシンは特に予選でのパフォーマンスが改善されているという。ただ、まずは実際にコースを走って自分自身でマシンの感触を確認したいと話した。
第3戦から第5戦は塚越がドライブした
Photo by: Masahide Kamio
「塚越選手のアドバイスもあり、(第2戦の)鈴鹿で苦戦した原因も分かりました。チームはタイヤの温度を上げることに自信があるようですし、それに関する知識もあるようです。マシンがどれだけ変わったか気になりますね」
「ダンパーなど多くのことを変更しているので予想がつきません。少なくとも予選では速くなっているようですが、塚越選手は決勝を走ることができなかったので(注:塚越は第5戦もてぎでスタート直後にリタイア)、タイヤのデグラデーションやレースペースに関しては何とも言えません。コースに出て、自分自身で確かめながら自分の求めるものに近付けていきたいです」
今季の残り2レースでは入賞を目指して戦いたいと語ったカルデロン。インディカーの来季ドライバー候補になっているとも噂される彼女は、来季も日本で戦うことになるのかについて明言しなかったが、スーパーフォーミュラでの終盤2レースが鍵になってくるだろうとコメントした。
「まずはここからの2レースがどうなるかですね。そしてWECのレースが終わった後に諸々の計画を確認したいです」
「(スーパーフォーミュラでの参戦継続は)まだ決まっていませんが、最後の2レースでマシンがどこまで進化したか、チームがどこまで強くなったかを見て、もう1年戦うべきかを見極めたいです」
「来年に向けての決断をするのは11月もしくは12月以降になるでしょう。ここでの2レースが重要になってくると思います」
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