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SFルーキーのハリソン・ニューウェイ、日本に腰を据えて自身のレベルアップに集中

今季はスーパーフォーミュラとスーパー耐久に参戦するハリソン・ニューウェイは、日本に腰を据えて2カテゴリーのレースに集中できる環境で戦っていくと語った。

ハリソン・ニューエイ(B-Max Racing with motopark)

写真:: Masahide Kamio

 2019年はB-Max Racing with Motoparkからスーパーフォーミュラに初挑戦するハリソン・ニューウェイ。ルーキーイヤーとなる今シーズンは具体的な目標を決めずに、とにかく毎回全力で攻めていくと意気込みを語った。

 レッドブルのF1マシンのデザインを担当し、“空力の鬼才”として知られるエイドリアン・ニューウェイの息子であるハリソン。現在20歳ではあるがレース経験は豊富でヨーロピアンF3やALMS(アジアン・ル・マン・シリーズ)、さらにル・マン24時間にもLMP2クラスで参戦した経歴を持つ。

 そんな彼が今季の主戦場に選んだのが日本のトップフォーミュラだった。

「こうして日本のシリーズで戦えるのは光栄だし、スーパーフォーミュラのクルマはF1を除いては世界一速いクルマで、本当に魅力的なカテゴリーだと思う。開催コースは素晴らしいものばかりだし、レースのレベルはとんでもなく高い。改めて、このシリーズにチャレンジできると思うと、すごく興奮した気分だし、楽しみという気持ちでいっぱいだ」

 そう笑顔で語ったハリソン。昨年12月に行われたルーキーテストから参加し、3月に行われた鈴鹿・富士での公式テストでも積極的な走り込みを見せていた。

 最初の鈴鹿テストでは、このカテゴリーで経験豊富なベテランドライバーたちに遅れをとっていたが、富士テストではソフトタイヤで時より好タイムを出すなど存在感のある走りを披露。2日目にはトップから0.8秒差の総合14番手につけた。

山口大陸、ニコラス・コスタ、ハリソン・ニューウェイ、高木真一(#300 TAIROKU RACING Ferrari 488 GT3)

山口大陸、ニコラス・コスタ、ハリソン・ニューウェイ、高木真一(#300 TAIROKU RACING Ferrari 488 GT3)

Photo by: Tomohiro Yoshita

 またハリソンはスーパー耐久(ST-Xクラス)に参戦し、フェラーリ488 GT3をドライブ。先日行われた第1戦鈴鹿でも、レースウィークに初めてGT3マシンに乗ったにも関わらず、Bドライバー予選でトップタイムを記録した。実は、このS耐参戦もスーパーフォーミュラで活躍するための一環なのだという。

「スーパー耐久に出るひとつのメリットとして、スーパーフォーミュラで走るコースを覚える良い機会になるし、実はタイロク(山口大陸)と仲が良くて、それがスーパー耐久参戦のきっかけにもなった」

「(フェラーリ 488 GT3を)初めて走行したのはレースウィークの木曜日だった。初日に5周、金曜日に8周、そして予選だった。フォーミュラカーとは動きは全く違うけど、すごく楽しめている。GT3についても学ばなければいけないことは多いけど、今のところは順調にきている」

 決勝レースではチームは残念ながらリタイヤとなったが、途中ハリソンが担当したスティントでは3番手から一気にトップに浮上するなど、勇猛果敢なドライビングを披露。集まったファンや関係者の注目を集めたとともに、予選日の走りと比べても明らかに進化した姿をみせた。

 ハリソンは、この2カテゴリーに参戦するために東京に住んでスーパーフォーミュラを中心に日本のレースを学んで好結果を目指すとのこと。今季の具体的な目標についてはコメントを避けたが、とにかく各レースで全力を尽くすと力強く語った。

「チームにとっては新しいチャレンジになるし、僕たちドライバーも含めて(モトパークが加わったことで)新しいスタッフもきて、クルマなども含めてイチから学んでいる感じだ。軌道に乗るまで少し時間はかかるかもしれないけど、シーズンがどういう展開になるかは楽しみだ。もちろん、僕は開幕戦からアクセル全開で攻めていくつもりだ」

「スーパーフォーミュラでは、今シーズンの明確な目標というものは設けていない。とにかく毎レースを全開で攻めて、その時に自分ができる最良の仕事をし続けたいと思っている」

 3月に行われた2回のスーパーフォーミュラ公式テスト、そしてスーパー耐久の開幕戦での走りを見ていると非常に吸収力が高く、セッションを重ねるごとにいろいろなものを吸収し、自身のスピードアップにつなげていただけに、シーズン中盤にはライバルも恐れるような存在になりそうだ。

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