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ピットミスがなければ18台抜き優勝もあり得た? 「勝利が見えていた」と平川亮

スーパーフォーミュラ第4戦オートポリスを12位で終えた平川亮は、ピットストップ時のタイムロスがなければ、19番グリッドからの大逆転優勝もあり得たと考えている。

平川亮 Ryo Hirakawa(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

平川亮 Ryo Hirakawa(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

Masahide Kamio

 開幕3戦を終えて優勝と2位が1回ずつ、そしてポールポジションが2回と圧倒的な速さを見せていた平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、ポイントランキング2番手以下に15点差をつけて第4戦の舞台であるオートポリスに乗り込んだが、今季初のノーポイントと受難のレースとなってしまった。

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 土曜日午前に行なわれた専有走行では5番手、午後に行なわれたフリー走行では2番手と、今回も速さを見せていた平川。しかし日曜午前に行なわれた予選Q1では、ターン16出口でオーバーランしてバリアにクラッシュ。この影響で午後の決勝は19番グリッドからのスタートを余儀無くされた。

 しかし平川は決勝のスタートをうまく決め、オープニングラップで12番手にジャンプアップすると、7周目にセーフティカーが出動した際にはポイント圏内の10番手にまで順位を上げた。そして平川はタイヤのパンクに見舞われた坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がターン6でマシンを止めた直後、12周目終了時にピットイン。しかしながらピット作業完了まで時間がかかってしまい、またも隊列の後方に逆戻りする格好となった。

 坪井のマシンを回収するために2度目のセーフティカーが出た後、レースは再開。18番手の平川はその後徐々に挽回していったものの、ポイント圏内には届かず。12位でチェッカーを受けた。

 予選でのクラッシュを振り返り、平川はmotorsport.comに次のように語った。

「プッシュし過ぎました。僕のミスです。このコースではミスをしてしまうと、スピンかクラッシュに繋がります」

「でもマシンはとても速かったです。最初は少し苦戦していましたが、セッションを重ねる度にどんどん良くなっていました。だからあのような形で予選を終えてしまったのは残念でした」

 また、一気に順位を上げた決勝のスタートについては「素晴らしい1周目だった」として、こう続けた。

「(F1ポルトガルGPのスタートで大きく順位を上げた)キミ・ライコネンみたいでしたね! もう一度自分のオンボードを見てみたいです。これまでで最高の1周目だったと思います。かなり楽しかったです」

 そして平川はその後のピットストップで大きくタイムロスすることになるが、彼はその時の状況についてこう説明した。

「坪井選手が止まった後、チームからピットに入るよう指示を受けました。野尻(智紀)選手と同じタイミングですね。それでピットに入りましたが、コミュニケーションがうまくいっていなくて、チームはタイヤを用意できていませんでした。30秒くらい立ち往生していたと思います」

 ピットでのロスがなければどこまで順位を上げられていたと思うか? そう尋ねられた平川はこう答えた。

「少なくとも2位。1位になれるチャンスもあったと思いますね。(最終的に優勝した)野尻選手は目の前に見えていたので」

「残念でした。(予選で)クラッシュした後、優勝が目の前まで見えていたのに、それを逃した訳ですから」

 ポイントランキングで大きなリードを築いていた平川だったが、今回のノーポイントにより、ライバルたちにギャップを縮められてしまった。現在51ポイントの平川に対し、同2番手のニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)は今回7位で4ポイントを加算して40ポイント。ポールトゥウィンで23点を荒稼ぎした野尻も、計36ポイントとなり平川と15点差のランキング3番手に浮上してきた。

 2020年のスーパーフォーミュラは残すところ3戦。12月初旬に控える鈴鹿ラウンドは5日(土)に第5戦、6日(日)に第6戦が行なわれる形式となっており、予選でのボーナスポイントも含めれば、2日間で最大46点を獲得できる計算となる。平川にとっても気が抜けない状況と言える。

 そんな平川はホンダ/M-TECエンジン勢の速さを警戒しており、今後のレースで脅威になってくると語った。

「ホンダ勢のマシンをパスするのは特に大変でした。コーナーをかなり良く立ち上がらないと、チャンスはありませんでした。ホンダとトヨタではエンジンに違いがあるのかもしれません」

「ホンダ勢は(低い)気温の恩恵を受けているようですし、彼らは特に鈴鹿では強いです。しかも鈴鹿は2レースあるので簡単ではありません。だから僕は自分の最大限の力でプッシュして、今日のレースのような“イケイケ”な走りをしないといけません」

 

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