5年ぶりの戴冠、山本MS部長「チーム・ホンダとしてまとまれた結果」

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5年ぶりの戴冠、山本MS部長「チーム・ホンダとしてまとまれた結果」
執筆: 吉田知弘
2018/11/07 3:00

ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は、5年ぶりのスーパーフォーミュラでシリーズタイトル獲得を振り返り、今週末開催されるスーパーGT最終戦でのGT500タイトル獲得にも期待を寄せた。

 ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は、5年ぶりにホンダエンジン搭載車がシリーズチャンピオン獲得を決めたスーパーフォーミュラ最終戦を振り返り、“チーム・ホンダ”としてひとつにまとまった結果だと語るとともに、今週末に開催されるスーパーGT最終戦でのGT500タイトル獲得にも期待を寄せた。

 山本部長は、先月末に鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラ最終戦の現場に駆けつけていたが、TEAM MUGENのピットには土曜日の朝から“勝てる雰囲気”があったという。

「金曜日の夜に鈴鹿入りして、土曜日の朝にピットへ行きました。その時からチームが(山本)尚貴を勝たせたいという想いがひとつになっているのを感じました。あとは尚貴が良い仕事をすればチャンピオンになるなと思いましたね」

「その後、予選でポールポジションを獲得した時点で流れがきているなと感じました。ただ、気になったのはニック(・キャシディ)の走り。彼はGT500もそうだけど、勢いに乗ってきた時に必ず伸びてくる印象があったので、(彼の追い上げが)少し心配でした」

「だけどチーム、監督、エンジニアがひとつになっていて、そこに尚貴がいい仕事をしてくれた。最後はブレーキに問題を抱えていて大変な部分もあったと思いますが、よく踏ん張ってくれました」

 シリーズ名称がフォーミュラ・ニッポンからスーパーフォーミュラに変わった2013年にチャンピオンを獲得したホンダ勢。しかし、マシンがSF14に変わり、エンジンも2リッター4気筒ターボに変更された2014年は苦戦を強いられた。当時のことを、山本部長はこのように振り返った。

「SF14になってから、エンジンが2リッター4気筒ターボになりましたけど、最初の1年はドライバーにとって良い年ではなかったと思います」

「当時、僕は栃木の研究所にいましたけど、あまりにも(ライバルメーカーと比べて)エンジンに違いがあるんじゃないか? と思っていました。それを考えると、研究所もここ1~2年でパフォーマンスを改善するための努力をしてくれました。その結果ドライバーも含めて、やっと“チーム・ホンダ”としてまとまって、良い形ができたと思います」

 その中でも、今年はスーパーフォーミュラだけでなくスーパーGTでも目覚ましい活躍を見せている山本尚貴。ここ最近の彼が“ホンダのエース”として日々努力をしている姿に感銘を受け、今後の活躍にも大きな期待を寄せていた。

「本人の自覚もそうだし、ドライバーみんなが日々の努力をしてくれているのは知っていますが、彼のストイックさには僕たちも感銘を受ける部分はあります。だから、鈴鹿でのスーパーフォーミュラ最終戦では彼にタイトルを獲らせたいという思いは強かったです」

「次もスーパーGTの最終戦を控えているので楽しみにしています。ホンダとしては100号車(山本尚貴/ジェンソン・バトン)と8号車(野尻智紀/伊沢拓也)にタイトル獲得のチャンスがあるので、両方に頑張ってほしいですね」

「トヨタ(レクサス)さんも、タイトル獲得に向けて全力でくると思います。その中で100号車と8号車がどうすれば良いレースをすることができるか? 今もみんなが必死になって悩んで、考えてくれています」

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第7戦鈴鹿
サブイベント 日曜日 決勝
ドライバー 山本 尚貴
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース