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ホンダ陣営、スーパーフォーミュラのラインアップは未だ流動的か。TEAM GOHの動向が鍵に?

11月末の時点で2023年の国内レース参戦体制を発表していないホンダ陣営。12月上旬にはスーパーフォーミュラの合同/ルーキーテストが控えているが、ドライバーラインアップは未だ調整が行なわれているものと思われる。

Atsushi Miyake, TEAM GOH

写真:: Masahide Kamio

 2022年シーズンの国内トップカテゴリー(スーパーGT、スーパーフォーミュラ)は10月下旬〜11月上旬にかけて閉幕。しかし11月25日には、早速TOYOTA GAZOO Racingが2023年シーズンの参戦体制を発表した。HRC(ホンダ・レーシング)も、年内に体制発表を行なうものとみられている。

 近年は特に、国内シリーズの参戦体制決定が早まる傾向にある。体制発表が早いことは、メーカーとしても早くからプロモーションなどに動き出すことができ、メディアとしても噂レベルの報道にとどまらず積極的な取材が可能になるなど、各所でメリットも多い。ただ発表までのスケジュールがタイトになったことで、各陣営も調整に苦慮している様が伺える。実際トヨタ陣営も、スーパーGTとスーパーフォーミュラのトムスの1席が未定となっており、サプライズ人事に向けて調整を進めているのではとの噂もある。

 12月7日(水)、8日(木)にはスーパーフォーミュラの合同/ルーキーテストが控えているが、まだ体制を発表していないホンダ陣営には、今も流動的なシートがあるようだ。

 2022年シーズンのスーパーフォーミュラに参戦したホンダ/M-TECエンジン勢は、6チーム10名。その中でチームを移籍すると噂されているのが、今年TCS NAKAJIMA RACINGで戦った大湯都史樹だ。ただ仮に大湯がチームを移る場合、彼の選択肢はそれほど多くないように思われる。

 チャンピオンチームのTEAM MUGENは、2連覇を達成した王者、野尻智紀の残留は既定路線で、レッドブル側がかねてよりスーパーフォーミュラ参戦を明言していたリアム・ローソンがそのチームメイトになることが濃厚。2022年にレッドブルジュニアプログラムを担当したのはTEAM GOHだったが、彼らは今年限りでの提携終了を公言しており、来年はそのプログラムがTEAM MUGENに戻るとみられる。

 そしてThreeBond Drago CORSEは福住仁嶺の残留が既定路線で、松下信治もB-Max Racing Teamに残る見込み。アメリカのフォーミュラ・リージョナル王者でホンダの米国法人からスカラシップを受けるラウル・ハイマンが、B-Maxの2台目に収まると言われている。

 そうなると大湯の移籍が考えられるのは、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGもしくはTEAM GOHだが、TEAM GOHについては参戦可否が明らかになっていない。彼らはチームの公式Twitterで、池田和広代表の署名入りで「来季以降の活動は白紙」としながらも、11月中旬には「スポンサー募集」「パートナー募集」のハッシュタグと共に撤退説を否定。参戦継続に向けて資金面が鍵になっていることを示唆していた。

 TEAM GOHの参戦が叶った場合は、そこに大湯が加入するのではと考えられている。そうでない場合はDOCOMO TEAM DANDELION RACINGで牧野任祐のチームメイトに……というのが考え得る選択肢だが、そうなると大津弘樹の去就が不透明となる。

 大津にとっては、SFデビューを果たしたNAKAJIMA RACINGに大湯と入れ替わりで加入するというのが自然な流れに思えるが、大湯の後任には佐藤蓮が加入するという情報もある。ルーキーイヤーの今季、苦戦を強いられながらも終盤には3位表彰台も獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーとなった佐藤が2年目のシートを得られるかどうかにも注目だ。

 上記の情報を総合する限り、ホンダ陣営のスーパーフォーミュラのシートに関しては未だ流動的な部分が多そうだ。1週間後に迫る合同/ルーキーテストのエントリーリスト発表も開催直前までずれ込みそうだという情報もあり、各メーカーがラインアップ調整に苦慮しているものと推察される。

 いずれにせよ、大湯、大津らの去就はTEAM GOHの動向が鍵を握っているだろう。今季は元ホンダF1マネージングディレクターの山本雅史を監督に迎えて2台体制での壮大な船出となったTEAM GOH。来季は参戦継続が叶った場合でも、山本監督は続投しないようだ。なお山本監督は、来季はどのチームとも関わりと持たない可能性が高いと言われている。

 また、今季2勝を挙げてランキング6位となった笹原右京は、来季のホンダのスーパーフォーミュラ陣営に関する噂に名前が挙がっていない。このまま参戦は叶わないのか、それとも……そんな彼の動向にもまた注目したい。

additional reporting by Ken Tanaka

 
 
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