伊沢拓也、スーパーフォーミュラのTCS NAKAJIMA RACING監督に就任。中嶋悟総監督の下、山本尚貴&佐藤蓮をサポート
スーパーフォーミュラに参戦するTCS NAKAJIMA RACINGが、伊沢拓也を監督に据えることが明らかとなった。
写真:: Masahide Kamio
山本尚貴、佐藤蓮を擁してスーパーフォーミュラに参戦するTCS NAKAJIMA RACING。同チームは今シーズンから、伊沢拓也を監督として起用することが明らかとなった。
元F1ドライバーの中嶋悟氏が1983年に立ち上げ、スーパーフォーミュラ、スーパーGTという国内最高峰カテゴリーに参戦しているNAKAJIMA RACING(有限会社 中嶋企画)は、創立今年40周年。そして中嶋氏は先月70歳を迎えるなど、2023年はチームにとっても節目の年となる。そんな節目に、中嶋氏は“総監督”を継続しつつ、スーパーGTでは同チームのドライバーとして活躍する伊沢が、スーパーフォーミュラで監督を務めることとなった。
「監督というのは名ばかりで……(笑)」と恐縮する伊沢監督だが、チームから寄せられる期待は大きい。伊沢監督とはスーパーGTで長らくコンビを組んだ“盟友”の山本尚貴は、合同テスト初日を終えて次のように語る。
「伊沢さんが監督に就任したことがかなりパフォーマンスアップに繋がっていると思います」
「プランの組み立て方もそうですし、ふたりのドライバーの無線を聞きながら、片方がやってうまく行ったことをもう片方に反映させたり……かなり効率が上がった実感があります」
Photo by: Masahide Kamio
最近ではTEAM IMPULの星野一樹を筆頭に、現在進行形で国内レースの第一線で活躍するドライバー、もしくは最近まで活躍していたドライバーをチーム首脳陣に置き、ドライバーやエンジニアとの橋渡し役とすることが一種のトレンドになりつつある。ただ山本は「現役選手だったら誰でもいいかと言われたらそうではありません、伊沢さんは頭の良さが本当に分かりますし、まさかこうしてまた同じチームで仕事をできるとは思っていなかったので、心強いですね」と頬を緩ませる。
TCS NAKAJIMA RACINGは鈴鹿での合同テスト初日を2番手、3番手で終えた。オフのテストでは毎度好調なNAKAJIMA RACINGだが、今年は例年以上の手応えがある様子。伊沢監督新体制には大いに注目だ。
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