スーパーフォーミュラ

最終ラップにストップした小林可夢偉、原因はパロウとの接触

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最終ラップにストップした小林可夢偉、原因はパロウとの接触
執筆:
2019/09/29 13:34

最終ラップのヘアピンでストップしてしまった小林可夢偉。アレックス・パロウとの接触が原因だということが判明した。

 2019スーパーフォーミュラ第6戦岡山。決勝レースの最終ラップでは公式映像に映らなかったアクシデントが発生しており、それにより小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)はチェッカーフラッグを受けられずにレースを終えることとなった。

 5番手でファイナルラップに突入した小林は、前を走るアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)に接近。バックストレート終わりのヘアピンでアウトからオーバーテイクを仕掛けたが、ちょうどコーナーのクリッピングポイント付近で接触。それで小林はスピンを喫してしまいレースを終えることになった。

「アウトから抜きにいって、当たったところは僕の右リヤタイヤとパロウのフロントウイングで、こっちはホイールが壊れるくらい(の衝撃)でした。あそこまで前に出ていたにも関わらず接触されて、それでレーシングアクシデントと言われると……」

 そう語った小林。これに対しイン側にいたパロウは、次のようにコメント。双方で意見の食い違いが出ているようだ。

「可夢偉がニュータイヤでペースが速い状態だった。アウト側から抜きに来て僕はイン側を守っている状態だったけど、けっこうな勢いでコーナーに入って外に膨らむような感じだった。彼は僕が接触したと言っているけど、僕は接触していないと思う」

 この件についてはタイミングモニターでも「接触検証中」が表示されたが最終的な判定はレースアクシデント。これに対し、小林はレース後すぐに松田次生監督とともにコントロールタワーへ向かい抗議をしたが、決定は覆らなかった。

「あれがOKだったら何でもありになってしまいます。その中でしっかり検証もせず、オンボードも見ずに『レーシングアクシデントだった』と言われてしまう……そういうレースになってしまっているのが、個人的には正直残念ですね」

「僕は、彼に仕掛けて追い抜いて、ちゃんと彼のラインも空けていました。コーナーの進入で当たってしまうのであれば、まだ分かります。ただ今回はコーナーの真ん中で僕が抜いたところで当てられました。それでレーシングアクシデントと言われる……正直『どうしろ?』という感じでした」

 そう心境を語った小林。今回の一件を含め、かなり不満が残ったレースとなったようだ。

 今回、小林はミディアムタイヤでスタートし1周目でソフトタイヤに交換。周りに誰もいないところでハイペースで周回し、タイヤ交換義務消化のウインドウが開いたレース後半にもう一度ピットインするという変則的な作戦を試みたが、これも8周目に導入されたセーフティカーで、戦略がうまく機能しなかった。

「今年1年を通して、運がないですね。今回に関してもそうです。セーフティカーが出なかったら逆に勝っていたかもしれない」

 そう語った小林。ただ、予選でのペースを改善してさらに良いポジションからスタートできれば、レース終盤にリスクを背負ってオーバーテイクをしていくこともなくなるため、予選ペースの改善が急務だと語った。

「あとは予選が良くないのが課題です。そこを何とかしようと思っているんですが……なかなかうまくいきません。とにかく次頑張ります」

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第6戦:岡山
執筆者 吉田知弘