中嶋一貴、小林可夢偉、山下健太は厳しい行動管理下でSF開幕戦の参戦へ
スーパーフォーミュラ開幕戦への参戦が懸念されていた中嶋一貴、小林可夢偉、山下健太の3名は厳しい条件付きではあるものの、レースに参戦できることが明らかとなった。
全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする日本レースプロモーション(JRP)は、新型コロナウイルスによる日本への入国制限の関係で参戦が危ぶまれているドライバーたちの現状を報告。そのうち中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、山下健太(KONDO RACING)の3名は細かな行動制限など厳しい管理下に置いた上で、レースに参戦できる方向で調整が進んでいることが明らかにされた。
前述の3名は8月15日にベルギーで開催されたWECスパ6時間に参戦し、いずれも8月17日~18日の間に帰国。検疫でのPCR検査の結果はいずれも陰性だったという。しかし、14日間の自己隔離期間を考えると8月29日からはじまる開幕戦もてぎに間に合わない計算だったが、JRPは、関係するあらゆる機関・組織と度重なる協議を続けてきた。
そこでのさまざまなアドバイスを基に、彼らの発熱などの症状がないことの確認を徹底することはもちろん、以下の項目を厳重に遵守し、これらの待機条件などの環境が整えられるということで、3名の開幕戦への参加を可能とする判断を下した。
・ソーシャルディスタンスを確保すること
・マスクを着用すること(屋外で他者との間隔が十分確保されている場合や、周囲に人がいない場合は除外)
・手指の消毒または手洗いを実施すること
・接触者の氏名、接触した時間の記録をすること
・会場等への移動は公共の交通機関は使用しないことなどに加え、
大会期間中も、
・車両施設(キャンピングカー)での待機
・競技運営に関わる全てのリモート化(各種ミーティング)
・イベントへの不参加(表彰式、会見、トークショー等)
一方、入国規制の影響を受けていた外国人ドライバーについてはタチアナ・カルデロン(ThreeBond DragoCORSE)は8月13日に来日できたため予定通り参戦。ユーリ・ヴィップス (TEAM MUGEN)は開幕戦参戦を断念し、笹原右京が代役を務める。一方、Buzz Racing with B-MAXのセルジオ・セッテ・カマラとシャルル・ミレッシはまだ入国できていない状況だが、いずれもまだ可能性を探っているという噂がある。
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