スーパーフォーミュラ 鈴鹿公式テスト

スーパーフォーミュラもてぎ戦、WEC出場小林可夢偉の代役は誰に? KCMG土居監督「TGRさんと協議をして決めていく」

4月のスーパーフォーミュラもてぎラウンドでは、KCMGの小林可夢偉がWEC参戦のため欠場となるが、その代役候補について土居隆二監督はTOYOTA GAZOO Racingとの協議の下で決定すると語った。

戎井健一郎

公開日時: 2025/02/25 10:21

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Kamui Kobayashi, Kids com Team KCMG

写真:: Masahide Kamio

 2025年シーズンの参戦ドライバーが出揃い、既に事前テストも終えて開幕まで2週間を切っているスーパーフォーミュラ。しかしその中で気になるのは、4月にモビリティリゾートもてぎで行なわれる第3戦・第4戦において、Kids com Team KCMGが7号車のドライバーに誰を起用するかだ。

 7号車のレギュラードライバーを務めるのは小林可夢偉。しかし小林はWEC(世界耐久選手権)にもTOYOTA GAZOO Racing(TGR)のチーム代表兼ドライバーとして参戦しており、もてぎ戦の週末はWECイモラ6時間がバッティングしている。小林はWECを優先するため、KCMGはもてぎ戦で代役を起用する必要があるのだ。

 この代役起用について、KCMGのチーム代表兼監督である土居隆二氏は鈴鹿テストでの記者会見の際に次のように語っていた。

「いくつかの可能性があります」

「私の横にいる関口雄飛選手に関しては、昨年からリザーブドライバーとしてずっと登録させていただいていますし、チームのコーディネーターとしても全戦大活躍してくれていますが、基本的に可夢偉選手が乗れないことが分かっている第2ラウンドに関しては、TGRさんと協議をして決めていくという考えです」

「可能性があるドライバーとしてはいくつか候補が挙がっていますけども、開幕戦が終わってすぐのタイミングには決まると思っています」

 このように土居監督は、チームのリザーブドライバーである関口以外にも候補がおり、TGRと協議の上で代役を決めることになると明かした。そこで、候補になり得るドライバーの状況をまとめる。

 まず関口に関しては、2023年を最後にスーパーフォーミュラのレギュラーシートを失っており、昨年からはKCMGで小林をサポートする立場に回っている。ただ、その中で彼は土居監督からチャンスを与えられ、2023年、2024年と年末の鈴鹿テストに参加することができた。特に昨年のテストは「このテストにかなり懸けている」と語るなど、復帰の足掛かりとすべく強い意気込みを見せていた。

昨年末のテストにも参加した関口

昨年末のテストにも参加した関口

写真: Masahide Kamio

 関口がトップタイムを奪うべく臨んだテストの結果は、トップからコンマ6秒落ちの6番手。ブランクを考えれば上々のタイムと言えたが、アタックを完璧にはまとめ切れず「ちょっと厳しかったな。もっと上に行けると思っていた」と悔しさを滲ませていた。

 今も変わらず速さを持ち合わせていることをアピールした関口だが、土居監督が言うようにチームの一存ではなくTGRの意向も絡んでくることを踏まえると、若手ドライバーがそのシートをおさえる可能性もあると言える。

 その筆頭株と考えられるのが育成ドライバーの野中誠太。彼は今季のTGR体制発表の中で、『全日本スーパーフォーミュラ選手権 リザーブ』と表記されており、KDDI TGMGP TGR-DCのドライバーラインアップにレギュラーの小高一斗と平良響と共に併記されている。これについてTGRは、野中が陣営全体のリザーブドライバーであり、シーズン中は基本的に育成チームであるKDDI TGMに同行する予定であると説明している。

 さらに野中は昨年末の鈴鹿テストでもKCMGから2日間参加しており、レギュラー陣と遜色ないタイムを記録。ルーキー枠の3日目は今季PONOS NAKAJIMA RACINGから参戦するイゴール・オオムラ・フラガに次ぐ2番手につけた。

テストでは好タイムをマークした野中

テストでは好タイムをマークした野中

写真: Masahide Kamio

 野中は2021年から4シーズン戦い、昨年タイトル争いに絡んだスーパーフォーミュラ・ライツ(SFライツ)は卒業。残すはトップフォーミュラのみだ。土居監督からも昇格に値する存在だと評価されている野中がもてぎでデビューを果たしても何ら不思議ではない。

 その他、同じく昨年末のテストにTOM'Sから参加した小林利徠斗もトヨタ育成のホープであり、昨年のSFライツをランキング2位で終えた逸材だ。ただ一昨年まではF4に乗っていた小林にとっては大きなステップアップとなる上に、件のテストでも野中とは対照的に慎重にペースを上げていき、スーパーフォーミュラ車両の感覚をじっくり掴んでいる印象だった。現在の立ち位置、そしていきなりの実戦でチームに溶け込んですぐにタイムを出す必要があることなどを鑑みても、トヨタ育成から選ばれるのであれば野中が現実的か。

小林は2023年のF4王者で、昨年はSFテストも経験したホープ

小林は2023年のF4王者で、昨年はSFテストも経験したホープ

写真: Masahide Kamio

 “大穴”として考えられるのは、外国人ドライバーのサプライズ起用。世界には“TGRファミリー”として戦うドライバーが多くおり、昨年はIMSAからベン・バーニコート、WECからニック・デ・フリーズが参戦し、年末のテストにはTGRと提携するハースF1のオリバー・ベアマンが参加して大きな話題を呼んだ。

 とはいえもてぎ戦の週末にはWECもF1(さらにFIA F2)もある。IMSAを戦うバーニコートなら不可能ではなさそうだが……いずれにしても選択肢はかなり限られていると言わざるを得ない。

 

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 世界最速の箱車カテゴリー、スーパーGTは“若者のクルマ離れ”に対抗できるか?|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

次の記事 スーパーフォーミュラが『アスリート委員会』を新設。山本尚貴を初代委員長に、シリーズの安全性・魅力向上に向け選手目線の意見を

More from

戎井健一郎



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC

Fuji

7 分前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

6 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ



タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

6 日前

タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

最新ニュース



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC WEC

Fuji

7 分前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

25 分前

フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」



小林可夢偉、”色々噛み合わなかった”母国富士戦。しかし旧友スティーブンスとの大バトルも魅せた「爪痕残さないとと思って……当たってないですよ!」

WEC

WEC WEC

Fuji

38 分前

小林可夢偉、”色々噛み合わなかった”母国富士戦。しかし旧友スティーブンスとの大バトルも魅せた「爪痕残さないとと思って……当たってないですよ!」



アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

1 時間前

アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録