リアム・ローソン、スーパーフォーミュラ初走行。そのフィーリングは「F1マシンを走らせるのとよく似ている」と表現
リアム・ローソンが、鈴鹿サーキットで行なわれているスーパーフォーミュラの合同テスト&ルーキードライバーテストで、スーパーフォーミュラのマシンを初ドライブ。F1マシンを思い出させるような速さだと語った。

今季FIA F2を走ったレッドブル・ジュニアドライバーのリアム・ローソンが、スーパーフォーミュラの合同テスト&ルーキードライバーテストに参加するために来日。12月7日(水)にスーパーフォーミュラのマシンを初めてドライブした。その感触についてローソンは、F1マシンを思い起こさせるような速さだと語った。
来季スーパーフォーミュラにフル参戦するものと見られているローソンは、今回のテストでTEAM MUGENのマシンをドライブ。今シーズン、笹原右京がドライブしていた15号車だ。
その走行初日、ローソンは参加した5人のルーキードライバーのうち最速となる総合10番手を記録。トップタイムの山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)から1秒以内につけた。
ローソンは今回ドライブしたSF19について、今年ドライブしたレッドブルとアルファタウリのF1マシンを彷彿とさせる速さだったと語った。
「初めての日本で、初めての鈴鹿だ。今のところ、とても楽しんでいるよ」
ローソンはそう語った。
「子供の頃から、ずっとドライブしたかった場所だ。ここで遂に走ることができて、本当に素晴らしい経験だった」
「セクター1のS字は、基本的にブレーキをかけずに、200km/h以上のスピードを保って駆け抜けていく。Gがすごくかかるから、今は首がとても痛いよ」
「これが鈴鹿の最も素晴らしいセクションだと思う。スーパーフォーミュラのマシンは高速コーナーをとても得意としているから、ドライブするのが本当にエキサイティングなんだ」
自身のパフォーマンスを評価するのは難しいとしながらも、ローソンはスーパーフォーミュラのフィーリングは、まるでF1のようだと語った。
「テストで判断するのは、いつも難しいことだ。だから、タイムはまったく気にしていなかった。ただ、このマシンをドライブするのを理解しようとしただけだ」
「F2とは全く違うし、大きなステップアップだと思う。F1マシンをドライブするのと、よく似ているよ。とにかく良い1日だった。マシンについてたくさんのことを学んだよ。そして、様々なセットアップの感触も得ることができた」
「明日はもっと快適にマシンに乗れるようになるだろうし、自分が他のドライバーと比べてどうなのかということも見ることができるだろう」
F2マシンとの違いについて、ローソンは次のように続けた。
「パワーのかかり方が違う。このクルマの方が少しスムーズだし、パワーのかかり方のフィーリングも良くなったと言えるだろう」
「ヨコハマタイヤは、僕がこの4〜5年間ドライブしてきたピレリとは全然違った。違うタイヤを使うのは随分久しぶりで、慣れるまでにすごく時間がかかったよ。でもタイヤの安定性とウォームアップは良い感じだ」
「スーパーフォーミュラとF2を比較すると、スーパーフォーミュラの方が特に高速セクションでとてもシャープに走ってくれる。ステアリングを操作すると反応が鋭く、遅れることがないんだ」
ローソンは、まだ2023年のレース参戦計画が決まっていないものの、スーパーフォーミュラに参戦する可能性が高く、今回テストに参加しているTEAM MUGENから、今季チャンピオンの野尻智紀のチームメイトとして参戦するものと見られている。
「僕にとっては、ここにいられることは素晴らしいチャンスとなるだろう」
そうローソンは語った。
「僕はF1を目指している。スーパーフォーミュラは、それを達成するための素晴らしい一歩になるだろう」
「それが実現すれば、F1に関わるというだけじゃなく、この1年の素晴らしい過ごし方になるだろう」
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