
スーパーフォーミュラ第5戦もてぎの土曜フリー走行が行われ、野尻智紀がトップタイムを記録した。
2018スーパーフォーミュラ第5戦もてぎの土曜フリー走行が行われ、ソフトタイヤでアタックを行ったDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの野尻智紀がトップタイムをマークした。
この日もツインリンクもてぎは青空が広がり、気温26度、路面温度37度というコンディションの中で1時間のセッションが始まった。開始時には全車ミディアムタイヤを履き、序盤から積極的に周回を重ねた。
序盤にトップタイムをマークしたのは伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)。1分33秒969をマークし、この日最初となる1分33秒台のタイムを記録すると、チームメイトのナレイン・カーティケヤン、福住仁嶺(TEAM MUGEN)というホンダ勢がトップ3に名前を連ねた。また開始から10分ほど経ったところで、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がサスペンション回りの大掛かりな作業を行っていた。
開始から15分を過ぎたところで、石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING)が最終コーナーの立ち上がりでスピンを喫した。石浦はメインストレート上でマシンを止めてしまい、ここで赤旗が出された。
石浦のマシンが回収され、セッションが再開。ここで中山雄一(carrozzeria Team KCMG)がこのセッションで初めてソフトタイヤを履いてコースに出て行った。その中山のタイムは1分33秒915。2番手につけた。その後野尻が1分33秒830をマークし、セッションの折り返しを迎えた。
後半になると、石浦や塚越広大(REAL RACING)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)、山下健太(KONDO RACING)らもソフトタイヤを投入。塚越は1分33秒170でトップタイムを更新したが、カーティケヤンがそれを上回る。さらに伊沢が大きくトップタイムを更新し、1分32秒641とこの週末初めて32秒台に突入した。
終盤になると多くのドライバーがソフトタイヤを投入して予選想定のアタックを行い、タイムシート上では目まぐるしく順位が入れ替わる。最終的に野尻が1分32秒476をマークしてトップに立ち、セッションは終了。2番手は伊沢、3番手は1分32秒710を記録した山下だった。
また4番手には開幕戦以来の参戦となる福住が入り、1分32秒816を記録。昨日の専有走行から上々の走りを見せている。一方、チームメイトで現在ランキングトップの山本尚貴(TEAM MUGEN)は13番手でフリー走行を終えた。
スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ:土曜フリー走行結果
1. 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1:32.476
2. 伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)/1:32.641
3. 山下健太(KONDO RACING)/1:32.710
4. 福住仁嶺(TEAM MUGEN)/1:32.816
5. 国本雄資(P.MU / CERUMO・INGING)/1:32.826
6. ニック・キャシディ(KONDO RACING)/1:32.974
7. ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)/1:33.001
8. トム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)/1:33.050
9. 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1:33.128
10. 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1:33.156
11. 塚越広大(REAL RACING)/1:33.170
12. 石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING)/1:33.175
13. 山本尚貴(TEAM MUGEN)/1:33.268
14. ジョアロ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)/1:33.401
15. ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)/1:33.429
16. 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1:33.635
17. 大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)/1:33.892
18. 中山雄一(carrozzeria Team KCMG)/1:33.898
19. 千代勝正(B-Max Racing team)/1:34.001
この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
執筆者 | 青山 悦子 |