前戦のリベンジ、今季初PPの山本「野尻選手、福住選手に負けたくない気持ちで臨んだ」
2020スーパーフォーミュラ第5戦鈴鹿で今季初のポールポジションを獲得した山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、先週のスーパーGTから気持ちを切り替えて“挑戦者”という気持ちで臨んだという。
写真:: Masahide Kamio
鈴鹿サーキットで行なわれている2020全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦。予選で従来のコースレコードを1.4秒も上回るタイムを記録し、今季初ポールポジションを獲得した山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、セッションを振り返った。
野尻智紀(TEAM MUGEN)とのポールポジション争いとなった最終のQ3では、山本は2セットの新品タイヤを投入してタイムアタックに臨んだ。彼は最後のアタックで1分34秒533を記録。野尻を0.115秒上回って今季初のポールポジションを獲得したとともに、従来のコースレコードを1.4秒も上回る驚速ラップを刻んだ。
「鈴鹿でしっかりとタイムの出せる風向きでしたし、コンディションとしては申し分ないものでした。それにしっかりとクルマが応えてくれました。あまり完璧ということを使うと向上心がなくなってしまうので使いたくないんですけど……ここの予選に向けてチームがやってくれたこと、僕が一緒にやってきたことが本当に形となって現れたことが何より嬉しいです。本当にいいクルマでした」
セッション後の公式映像のインタビューでそう語った山本。先週のスーパーGTではゴール直前での大逆転でGT500チャンピオンに輝いたのだが、今回はしっかりと気持ちを切り替えて、ライバルの野尻やチームメイトの福住仁嶺に勝つことを意識してアタックに臨んだという。
「スーパーGTでの良いレースができて、こういう流れを持ち込むことができたことに関しては、スーパーGTのチームに感謝していますが、今週はあくまでも別カテゴリーなので、スーパーフォーミュラになったらちゃんと切り替えないといけません」
「あの嬉しさを今週ここに持ち込んだというよりは、前回のオートポリスの予選で野尻選手にも福住選手にも負けてしまっていたので、それは悔しかったですし、何としてもこのふたりに勝ちたかったです。気持ちを奮い立たせてここにきました」
「とはいえ、今回の予選もライバルを大きく引き離したわけではなくて僅差の中でほんの少しだけ前に出られた感じです。次戦以降はもっと引き離したいですし、決勝では彼らに勝てるようにしっかりとチームと戦略を練って、勝ちたいなと思います」
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