スーパーフォーミュラ

SF前半戦を終えた福住仁嶺「着実にステップアップできている」

シェア
コメント
SF前半戦を終えた福住仁嶺「着実にステップアップできている」
執筆:
2019/07/24 11:04

今季はDOCOMO TEAM DANDELION RACINGからスーパーフォーミュラに参戦している福住仁嶺が自身の前半戦を振り返った。

 DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの福住仁嶺は、スーパーフォーミュラでの今シーズン前半を振り返り、着実にステップアップできている手応えがあると、後半戦に向け自信をみせた。

 昨年はFIA F2と掛け持ちでスーパーフォーミュラにも4戦出走した福住。しかし思うように結果を残せず、一度もポイントを獲得できないままシーズンを終えた。

 今季は国内レースに集中し、チームもDOCOMO TEAM DANDELION RACINGに移籍した。そして第2戦オートポリス、第3戦SUGOと5位入賞を飾り、着実に上位につける走りを披露した。

「クルマのことについても、昨年に比べるとスーパーフォーミュラに集中できている状態です。さらにチームメイトが(山本)尚貴さんなので、走りの部分でもセットアップの部分でも、学ぶことが多いです」

「レースの仕方という部分で、やっぱり戦略が大事だなと感じていますが、これがスーパーフォーミュラなんだなと今年に入ってよく分かりました。ここまで走ってきて、僕の中でも着実にステップアップしていると思います」

 シーズン前半をそう振り返った福住。ウエットコンディションとなった第4戦富士では9位フィニッシュとポイントを獲得することはできなかったが、その中でも様々な“発見・学び”があったという。

「予選でQ1のトップタイムを出せたのは、(コンディションなど)条件が良かっただけで、実際に2セット目のタイヤを履いた時は全くタイムが出ませんでした。そこから焦りが出てQ2で力みすぎて大失敗してしまって……チームに申し訳ないことをしてしまいました」

「その辺を考えると、予選からもう少しクルマのことをもっと理解して、どうすればタイムが出せるのか、どうすればもっと良い状況に持っていけるのかを考えないといけないなと感じました」

「決勝では色々バトルをしました。最後(8番手の)関口選手との距離が近かったので、彼を抜いてポイントを獲りたかったですが、その前に大嶋選手を抜くときに1回失敗があったりして……結局、小さな失敗が積み重なっての結果でした」

「でも、割と落ち着いてレースができたと思います。あとはクルマをもっと良くしていかないといけないですし、次に雨のレースになった時に、もっと良いセットアップを作れるようにしたいです」

 レース後、マシンを降りた福住は真っ先に小林可夢偉(KCMG)の18号車のマシンを見に行き、自分のマシンとどこが違うのかを熱心にチェックしていた。こうして何かを得ようと積極的に動いている姿勢が、今年の福住によく見られる光景だ。

「可夢偉さんは、いつも雨で速いんですよね。今回も前半はそうでもなかったんですが、中盤から後半のペースがすごく良かった印象でした。そこは多分、可夢偉さん自身がセットアップとか(をどうすればいいか)を分かっている。ドライでもウエットでもレース後半でちゃんと上がってきているというのは、やっぱりF1等で経験してきた知恵があるのかなと思います。そういうところは(自分と比べて)レベルが違うのかなと思いました」

「そういう意味で今回も一緒に走って学ぶことも多かったです。富士ではポイントを取れませんでしたが、僕の中では吸収できたものがあったレースでした」

 チームメイトの山本尚貴と比べると、表彰台もなく遅れているように見られがちな福住だが、本人としては昨年のような不安や焦りはほとんどない様子。第4戦富士のように細かいところも見逃さずに、色々なものを吸収しながら着実に力をつけているのが印象的だった。次戦のツインリンクもてぎは昨年も苦しいレース展開となってしまったものの、今年はかなり前向きに捉えているようだ。

「次のもてぎはダンディライアンが得意としているサーキットです。実際にどうなるか分かりませんが、レースペースも割と良いんじゃないかと思います」

「気持ち的にも、昨年に比べても上り調子な感じなので、引き続き頑張っていきたいです」

次の記事
ハリソン・ニューウェイが全日本F3菅生ラウンドにスポット参戦

前の記事

ハリソン・ニューウェイが全日本F3菅生ラウンドにスポット参戦

次の記事

「ずっとSFの事を考えていた」パロウ、SF初優勝の裏にあった“不屈の想い”

「ずっとSFの事を考えていた」パロウ、SF初優勝の裏にあった“不屈の想い”
コメントを読み込む

この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
ドライバー 福住 仁嶺
チーム Dandelion Racing
執筆者 Tomohiro Yoshita