関口、小林との激戦を振り返る「最初は防戦一方。最終周も厳しかった」

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関口、小林との激戦を振り返る「最初は防戦一方。最終周も厳しかった」
執筆: 青山 悦子
2018/09/09 12:12

今シーズン初優勝を飾った関口雄飛は、レースを振り返り、終盤にはもう勝利は厳しいのではないかと思っていたと話した。

 ITOCHU ENEX TEAM IMPULの関口雄飛は、スーパーフォーミュラ第6戦岡山でポール・トゥ・ウィンを達成し、通算5勝目となる今シーズン初優勝を挙げた。

 セーフティカー先導でスタートした決勝レース。関口はリスタート前に速度を落として加速するタイミングを図り、2番手の小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)に自由な加速をさせないようなドライビングをした。

 しかし実際にレースが再開されると、小林は好ペースで関口に迫った。彼は何度も関口に仕掛けていき、ついにはダブルヘアピン2つ目の出口で両者が接触。小林はフロントノーズの先端に大きなダメージを負いながらも、ここでトップに浮上した。

「最初は1周目からペースが悪いというか、可夢偉選手が速すぎて防戦一方だったんです。全く抑え切れずに抜かれてしまいました」と関口はレースを振り返った。

「そこから離されないように精一杯ついていこうと思ったんですけど、1周1秒くらい離されて、『今日はもうキツイな』と思いました」

 小林がトップに立った後、関口とのギャップは7秒以上にまで広がった。だが、しばらくすると小林のタイヤは性能が落ち始め、両者のギャップが縮まり始めた。またこのタイミングで車両回収によるセーフティカーが出動し、さらにはレースが赤旗中断となったことで、両者のギャップは消滅した。

「展開が変わって、今度は(自分が)追いついてるよという話になって。こっちの方が速いし(小林の)タイヤがタレてきたので、必死になって追い上げよう、というところでセーフティカーが入って赤旗になりました」

「(タイヤが)タレていたので可夢偉選手は(路面上の)水のあるところを走っていました。(リスタート後の)1周目はチャンスじゃないかと思ったんですけど、なかなか着いていけず……そうしたら前で(小林が)ミスをしていたので、うまく前に出ることができました」

 これで再び先頭に立った関口は、順調に小林とのギャップを築いて周回を重ねていった。しかし、終盤にミスをしたことで再び小林の接近を許してしまった。厳しい最終ラップになるのではないかと考えていたと関口は話したが、この直後にはセクター3でイエローフラッグが出され、その後セーフティカーも出動。最終的にトップの座を守ったままレースを終えた。

「2コーナーで早くアクセルを踏もうとしたら、外側に膨らんでいって縁石に乗ってしまって、ツルツルのところで滑って追いつかれました」

「ミスをしたんですけど、なんとかギリギリ耐え切れたと思います。最後はセーフティカーのおかげで、ある意味助かったかなと。もう真後ろに(小林が)来ていたので、最終ラップは厳しいんじゃないかなと思ってました」

 今回のレースでは関口がポール・トゥ・ウィンを達成し、チームメイトの平川亮が3位に入賞。ITOCHU ENEX TEAM IMPULは揃って表彰台を獲得し、チームランキングでもひとつ順位を上げて2位に浮上した。星野一義監督は、プロのドライバーによる駆け引きは本当に素晴らしいものであり、これからも内容の濃いレースをしていくつもりだと語った。

「可夢偉選手、関口選手、平川選手の3者による本当のプロの駆け引きは素晴らしいと思います」

「ずっと内容の濃いことをやるのはすごく良いと思うし、うちは常にそういうつもりでスーパーフォーミュラの戦いをやっていきたいと思います。その中でチャンピオンを獲れるならば獲りたいです」

「若いドライバーを育てていきたいという気持ちはあるので、まだまだレースをやっていきたいです。僕が監督としてやっている内容は5%くらいしかなくて、何も言わないでドライバーと一緒にいるだけです。あとはスタッフが素晴らしいので感謝しているし、ドライバーにも感謝しています」

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第6戦岡山
サブイベント 日曜日 決勝レース
ドライバー 関口 雄飛
執筆者 青山 悦子
記事タイプ 速報ニュース