トムス舘信秀会長、スポーツ功労者賞の受賞を“ドッキリ”と勘違い。自身のレース活動はもうすぐ60周年「もう少し頑張ろうと」

日本プロスポーツ大賞のスポーツ功労者賞を受賞した舘信秀氏。受賞には本人も驚いたようだが、モータースポーツ業界の発展に引き続き尽力していきたいと述べた。

トムス舘信秀会長と宮田莉朋

 12月21日、日本プロスポーツ協会が定める『第53回 日本プロスポーツ大賞』の授賞式が行なわれた。モータースポーツではスーパーフォーミュラとスーパーGT(GT500)で2冠を達成した宮田莉朋が敢闘賞を受賞したが、宮田が所属するトムスの創業者であり会長の舘信秀氏も、スポーツ功労者として表彰された。

 舘会長はかつてレーシングドライバーとしてマカオGPを制し、「マカオの虎」という異名を持つなど活躍。そして1974年にレーシングチームであり自動車パーツの開発・販売を手掛けるトムスを設立。国内の様々なレースカテゴリーに参戦し、多くのスタードライバーを輩出してきた。元F1ドライバーのジャック・ビルヌーブやペドロ・デ・ラ・ロサも、トムスの“卒業生”だ。

 長年に渡ってモータースポーツ業界に貢献してきた舘会長は、授賞式の壇上にて「本日はこのような素晴らしい賞を賜りまして、ありがとうございます。私はただただ好きな道を長年歩んできただけですが、今回こんな素晴らしい賞をいただきましたので、業界の益々の発展のために微力ながら頑張っていこうと思います」と挨拶した。

 しかしそんな舘会長としては、今回の受賞はにわかに信じがたいものだったという。授賞式の前まで、本気で“ドッキリ”だと思っていたというのだ。「実感がないんですよ。本当にドッキリかと思ったから」と舘会長は話す。

 トムスは2024年に創業50周年を迎える他、18歳から始めた舘会長のレース活動も、60周年が目の前となっている。「そろそろ身を引こうといつも思うんだけど、こういう賞をもらうと、もう少し頑張ろうかなと思いますね」と語る舘会長は頬を緩めた。

 また今回、宮田らが“プロスポーツ大賞”の受賞を受けたように、モータースポーツもある程度“プロスポーツ”として認められている部分もあるとした舘会長だが、まだまだプロスポーツとして発展させていく必要があると考えている様子。「目指せJリーグですね」とインタビューを締め括った。

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