フリー走行トップの平川亮、ランキングのことは意識せず「SFでSUGOを走ることを楽しみたい」
2020スーパーフォーミュラ第3戦SUGO。フリー走行でトップタイムを記録した平川亮は、明日の予選アタックを楽しみたいと語った。
平川亮 Ryo Hirakawa(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
Masahide Kamio
スポーツランドSUGOで行なわれている2020全日本スーパーフォーミュラ選手権の第3戦。フリー走行でトップタイムを記録した平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が、初日のセッションを振り返った。
午前中のウエットから徐々に路面コンディションが回復していく中で行なわれたフリー走行。平川はセッション序盤からチームが用意したテストメニューを淡々とこなしていた。このセッションでは赤旗中断が続出していたこともあり、いち早く新品タイヤでのタイムアタックシミュレーションを敢行。1分04秒726を叩き出し、この日の一番時計を記録した。
実はセッション残り5分のところでセルジオ・セッテ・カマラ(Buzz Racing with B-Max)がスピンし赤旗中断となった。その後のスケジュールの関係もあり、セッションはそのまま終了となったため、大半のドライバーが新品タイヤでの走行確認ができない状態だったが、平川は赤旗でアタックができなくなることも見越して、早めに新品タイヤを履いたという。
「やっぱり赤旗が出やすいと思っていました。(2回目の中断からの再開が)残り14分ほどだったので、絶対に新品タイヤを履いておきたかったです。それまでは色々なメニューをこなしていて、1周もまともに走っていなかったので、個人的にはちゃんとしたアタックをしておきたいなと思っていました」
そう語った平川。フリー走行では実質的にしっかりと攻めたラップは一度きりだったというが、その中でも、かなりの手応え感じたという。
「クルマの状態はすごくいいです。ただ、いきなり新品タイヤでのアタックだったということもあって、少し余ってしまったところがあって、まだ(タイムアップできる)余裕はあるのかなとという感じです」
「あと、新品タイヤで一度アタックできたというのも大きいです。やはり新品とユーズドでは感触が全然違いますし、明日の朝はいきなりQ1を新品タイヤでアタックしなければいけないので、そこは良かったと思います」
今シーズンは開幕戦もてぎでポール・トゥ・ウィンを果たし、第2戦岡山でも予選ポールポジションを獲得した平川。ここSUGOは高速コーナーが多く、キャラクターも大きく異なる。その中でSUGOでも好調な走りを見せられていることが、自信につながっているという
「個人的には、SUGOと鈴鹿が“今ひとつ”という感じがあったのですが、今日はこれだけのタイムが出て、良い感触もつかめました。そこは今後に向けても自信につながります。正直、岡山ではあまりクルマが決まっていなかったんですけど、もてぎに関しては調子が良かったです。今回のSUGOについては、もてぎに近い感触があります」
2戦を終えて現在ポイントリーダーとなっている平川。好調さを維持しているSUGOで、さらにポイントを稼ぎたいところではあるが、本人はあまり意識していないとのこと。それよりも、純粋にスーパーフォーミュラのマシンで、スポーツランドSUGOを攻めることを楽しみたいと語った。
「(ポイントランキングのことは)あまり意識していないです。やっぱりSFのSUGOで新品タイヤでアタックするというのはけっこう楽しくて、今日のアタックもすごく楽しかったです。どちらかというと“楽しみ”の気持ちの方が大きいですね。明日の予選とかもそれを重視したいです」
「今日も新品タイヤで絶対アタックしたくて、早めにやったのもありますし、乗っていて楽しい。そういうメンタルでいければ、結果も自然とついてくるかなと思います」
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