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”4ワイド下”での事故でペナルティを受けた笹原「映像と実際の状況は違った」

スーパーフォーミュラ第5戦鈴鹿で、レース終盤の多重クラッシュの責任を問われペナルティを受けた笹原右京は、中継映像で見えていたものと実際に起こっていたことは異なると主張した。

笹原右京 Ukyo Sasahara(TEAM MUGEN)

写真:: Masahide Kamio

 鈴鹿サーキットで行なわれた2020全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦では、決勝レース終盤に複数台が絡む多重クラッシュが発生した。その際に危険なドライブ行為があったとしてレースタイムに40秒加算+ペナルティポイント3点という処分を下された笹原右京(TEAM MUGEN)は、TV中継の映像で映し出されていたものと実際の状況は異なっていたと主張した。

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 決勝レース終盤、笹原を先頭とする4番手争いは白熱していた。残り5周となった24周目、最終シケインからの立ち上がりでわずかに姿勢を乱した笹原に対し、後続の坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が一気に接近。ホームストレート上で4台横並び、いわゆる“4ワイド”の状態となった。

 イン側から平川、笹原、坪井、小林という並びとなっていたが、1コーナー手前でアウト側に動いた笹原が坪井に接触、スピン状態となった笹原は平川にも接触した。小林はこれを間一髪で交わしたものの、平川と笹原はハイスピードで1コーナーのスポンジバリアに激突した。

 

 幸いふたりに怪我はなく、自力でマシンから脱出したものの、レース後に笹原に対し、“危険なドライブ行為”のためにレースタイムに40秒、ペナルティポイントも3点加算するという裁定が下った。

 笹原はこのクラッシュについて、平川との接触を避けるために進路を変えたに過ぎないと語った。

「TVでは全員が4ワイドになっていたように見えますが、実際はそうではありませんでした」

 笹原はmotorsport.comに対してそう語った。

「平川選手が一番前にいました。その次に僕がいて、その後ろで坪井選手と小林選手がサイドバイサイドになっていました」

「僕は坪井選手と最終シケインでバトルをしていましたが、僕がイン側だったので厄介でした。坪井選手を抑えようとしたら、彼が左側にいるのが見えて、それから平川選手が右側からかなりのスピードで迫っていました」 

「僕の右フロントタイヤは、平川選手の左リヤのすぐ前にありました。でも、彼は左に寄ってきたんです。ビデオではそれが見えないかもしれません。でも実際には平川選手は、左に寄ってきていました」

「僕は彼のことを避けるために左に動きました。他に選択肢はなかったんです。左側をチェックしましたが、坪井選手は死角に入っていて見えませんでした。小林選手が一番左にいるのも、僕は分からなかったんです。つまり、左側には何も見えませんでした。それで平川選手を避けようとしたところ、いきなり坪井選手に接触してしまいました」

「映像を見れば、誰もが僕のことを責めたいと思うかもしれません。でも僕には他に選択肢はなかったと思います。実際には、完全に異なっていました」

 この事故によりリタイアした平川も、誰かを責めるべきではないと語った。

「笹原選手のシケイン立ち上がりでのトラクションが悪かったため、目の前で3台のマシンが戦っているのが見えました」

 平川はそうmotorsport.comに対して語った。

「僕はうまいこと走り、OTS(オーバーテイク・システム)を使って、幸運なことに3台のマシンを抜くことができました」

「でも、その後で何が起きたのか分からない。左にスペースが残っていると思いましたし、笹原選手のことは完全に抜いたと思ったんです。それでもその直後、彼は僕のホイールに接触し、パンクしてしまいました」

「でもこれもレースです。明日は前方のポジションに立ち、いつも通りの仕事ができることを願っています」

■平川、”200円の部品”の不具合で、予選が台無しに

 平川は予選Q1開始直前にマシンに問題が発生したため、アタックを行なうことができなかった。彼が後方から追い上げるレースを強いられるのは、これで2戦連続だ。

 その問題が発生しなければ、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とポールポジション争いを繰り広げることができたはずだと確信していた。

「ギヤを変えるためのアクチュエーターにある何かが壊れました」

 平川はmotorsport.comに対してそう語った。

「それはたった200〜300円程度の部品でした。最悪ですよ。チームは予選の前にエンジンをウォームアップしようとしたところで、それに気づきました。そして時間内にそれを直すのは不可能でした」

「中嶋(一貴/VANTELIN TEAM TOM’S)選手が、山本選手の0.3〜0.4秒遅れでした。ホンダ勢は確かに速かったですが、彼らと戦うこともできたと思います」

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