【SF】もてぎ戦今週末開催。勝負のカギは“新ソフトタイヤ”か?

スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎラウンドが今週末開催。勝負の鍵は、新投入される”ソフトタイヤ”となりそうだ。

 今年も激戦が繰り広げられている全日本スーパーフォーミュラ選手権。早くもシリーズ後半戦に突入し、今週末は第4戦ツインリンクもてぎラウンドが開催される。

 第3戦を終えて、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がランキングトップにつけているが、相変わらずの混戦。アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TeamLeMans)、山本尚貴(TEAM無限)の6人が10ポイント以内にひしめいている。

 そんな中で、シリーズの行方を大きく左右するのが、ツインリンクもてぎでの第4戦だと言えるだろう。2015年には石浦がシーズン2勝目をマークし、チャンピオン獲得へ突き進んでいった他、昨年も関口が初優勝を飾り、後半戦での快進撃の足がかりとした。

 今年もトヨタ/ホンダ両メーカーがアップグレードした新エンジンを導入予定。ただストップ&ゴータイプのもてぎは、トヨタエンジンの特性にマッチしているのか、2011年以降は連勝が続いている。しかし、もてぎはホンダ勢のお膝元。ホンダとしては今年は何としても、ここでの勝利をつかむべく、新エンジンも相当を力を入れてきている様子だ。フリー走行から両陣営がどう言ったタイムを出してくるのか、こちらも目が離せない。

 そして何と言っても今回一番の注目ポイントは、2年目となるヨコハマタイヤのソフトスペック。通常使われているタイヤとの2スペック制で、週末のレースが行われる。なお、今年も限定導入のスペックが「ソフト」、通年で使われている従来スペックが「ミディアム」と呼称される。タイヤの見分け方も、ソフトの方がサイドウォールに赤い模様が入れられているが、今年はロゴマークを小さくし、走行中でも赤色が目立つようなものになっている。

 気になる今年のソフトタイヤだが、昨年以上にミディアムと差が出るように、よりハイグリップな仕様となっている他、劣化も早められており、一発のタイムは出やすいが、レース中のロングランでは長時間使用できないように仕上がっているという。

 決勝レースでは、ソフトとミディアムを一度ずつ使用しなければならないが、どのタイミングでタイヤ交換をするか、各チームで戦略が分かれることになりそうだ。

 もてぎ戦で使うことができるタイヤは、新品ソフトタイヤ3セットと、新品ミディアム2セットの合計5セット。さらに前戦から持ち越しとなった中古タイヤ2セットも使うことができる。このうち、新品ソフトと中古持ち越しタイヤは金曜日の占有走行から使用可能。新品ミディアム2セットは土曜以降から履くことができる。また、合計7セットのうち土曜以降に使用する6セットを選択しなければならないことになっている。

 初投入となるソフトタイヤのグリップ性能や、ロングランでの消耗具合などを金曜日の間に確認しておきたいところだが、もてぎはオーバーテイクが難しく、予選のポジションが非常に重要となるコース。新品ソフトタイヤを3セットとも温存しておけば、予選Q1〜Q3まで1セットずつ使用でき、0.001秒単位となることが多いシビアなタイムアタック合戦で、メリットを見出せる可能性もある。各チームとも頭を悩ませるところだろう。

 今週末は天気次第というところもあるが、ソフトタイヤをどう使いこなしていくかが、勝敗を分けるカギになることは間違いなく、例年以上に見応えのあるレースが楽しめそうだ。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 第4戦もてぎ
サブイベント preview
サーキット ツインリンクもてぎ
記事タイプ 速報ニュース