【SF】チーム3年ぶり表彰台に、近藤監督「2人ともいいペースだった」
第2戦岡山レース1でニック・キャシディが3位に入り、3年ぶりに表彰台を獲得したKONDO RACING。近藤監督は両ドライバーを褒め称えた。

岡山国際サーキットで行われたスーパーフォーミュラ第2戦。そのレース1で、ニック・キャシディが3位表彰台を獲得し、KONDO RACINGが3年ぶりとなる表彰台を獲得した。
今シーズンは共に全日本F3で活躍し、チャンピオン経験のあるニック・キャシディと山下健太を起用。2人ともルーキーではあるが、開幕前のテストから速さを見せており、近藤真彦監督も手応えを感じていた。
迎えた今回の第2戦レース1では予選でキャシディが3番グリッドを獲得。スタートも無難に決め、ポジションをキープすると、そのまま最後まで順調に走りきり、参戦2戦目で嬉しい初表彰台を獲得した。さらに山下も、スタート直後の混乱で8番手から順位を一時下げるが、ウィリアムズコーナーからアトウッドカーブでの順位争いで2台追い抜き7番手に浮上。こちらもレース中に目立ったオーバーテイクシーンはなかったが、最後までポジションを守りきり、初ポイントを手にした。
スーパーGTやスーパー耐久では最近活躍が目覚ましいKONDO RACINGだが、スーパーフォーミュラでは久しく表彰台から遠ざかっており、2014年開幕戦鈴鹿(ジェームス・ロシターの2位)以来3年ぶり。また2台体制でのダブル入賞は2008年以来だった。
レース1を終えた近藤真彦監督は「ホッとしました。2人ともいいペースだったし、何の心配もしないでテレビ画面を見ていられました。ラップタイムを見ても、後ろのギャップが全然変わらなかったから、安心して見ていられました。ここは予選とスタートが勝負なので、その2つをうまく決めて、またダブル入賞したいですね」と、安堵の表情をみせていた。
キャシディも「僕にとってはスーパーフォーミュラでの2レース目で、こうして表彰台に立てたというのは、嬉しいことだよ。本当ならこのままお祝いムードになりたいけど、明日もあるからね。今日の経験とデータを明日に生かしてさらにクルマをよくしていきたい」とコメント。
山下も「ポイントが取れたのは良かったです。スタート直後の混戦の中で、2台抜けたのが嬉しかったですね。鈴鹿ではポテンシャルを出し切れないまま終わりましたけど、今回はポテンシャルはしかし、出すことはできたと思います。表彰台圏内を狙うにはコンマ2秒くらい足りないので、そこを詰めていきたいですね」とレース2でのさらなる上位進出を、早くも目指していた。
取材・執筆/吉田知弘
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この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
イベント | 第2戦岡山 |
ロケーション | 岡山国際サーキット |