【SF】予想以上に長もちした新ソフトタイヤ。低い路面温度も好影響

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【SF】予想以上に長もちした新ソフトタイヤ。低い路面温度も好影響
執筆: 田中健一
2017/08/21 7:02

スーパーフォーミュラ第4戦に投入された”新”ソフトタイヤ。大きな問題も起きず、刺激的なレースを演出した。

 スーパーフォーミュラ第4戦で実施された、”2スペックタイヤ”フォーマット。出走全車はソフトとミディアムの両スペックを使うことが義務付けられていた。

 多くのセッションが悪天候に見舞われた今回のイベントでは、ソフトタイヤを事前に十分使うことができず、特にそのライフについては未知数な状態で決勝レースをスタートせざるをえなかった。

 しかし蓋を開けてみれば、心配されたほどデグラデーションは大きくなく、多くのマシンが想定よりも多いラップ数を走った。

「思っていたよりも長もちしたんで、ビックリしました。もしあれがギリギリだったとしても、結果的には良かったかなと思っています」

 そう語るのは、横浜ゴムの渡辺晋プランニング・ジェネラルマネージャーである。

「チームの皆さんの経験値が溜まっていれば、作戦も色々とあったと思います。だからタイヤの目指すところは、良いところに行っているんじゃないでしょうか。これで次のオートポリスでも使っていただいて、また来年も2スペック制にするのであれば、微調整の範囲で済みそうです。大外ししなかったのがひと安心ですね」

 とはいえ、想定よりも低い気温と路面温度に助けられたという点も、また確かなところだと渡辺氏は語る。

「ここは路面温度が50℃以上になる時もあるんですが、今回は31℃でした。それに助けられた部分もなくはないと思います。50度だと、タイムも出ないですし、タレもきついはずですから」

 スタート時のタイヤは、ソフトを選択するドライバーとミディアムを選択するドライバーが、ちょうど半々に分かれた。どちらの選択が正しかったのかと訊くと、渡辺氏は次のように答えた。

「考え方次第ですが、結果的にはあれだけ長もちしたので、小林(可夢偉)選手のように、ソフトタイヤでスタートするのがベストだったのではないでしょうか。スタートダッシュも効きますしね。それで引っ張れるだけ引っ張り、ダメになったところでミディアムに交換すればよかった」

 なお今回のレースでは、REAL RACINGの塚越広大が、全19台中唯一の2ストップ作戦を実行した。これは横浜ゴムとしても、想定外のことだったと渡辺氏は言う。

「あの勢いでいくと、2ストップもありでしたね。ああいう作戦も取れるというのは想定外でした。あのラップ数(18周+16周)を走れるとは、思いませんでしたから」

 次戦オートポリスも、今回と同じ2スペックタイヤ制となる。オートポリスはもてぎに比べてタイヤに厳しいサーキットなだけに、やはりその性能は未知数。引き続き注目すべき要素であることは間違いない。

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第4戦もてぎ
ロケーション ツインリンクもてぎ
執筆者 田中健一
記事タイプ 速報ニュース