【SF】予選首位の中嶋一貴、好調さからくる重圧から解放「ホッとした」

スーパーフォーミュラ開幕戦の予選でポールポジションを獲得した中嶋一貴。実は好調さから重圧を感じていたのだという。

 鈴鹿サーキットで行われた2017年のスーパーフォーミュラ開幕戦。激戦の予選を制したのは中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)。1分35秒907のコースレコード更新でのポール獲得となった。

 気温22度、路面温度33度と少し汗ばむほどの暑さとなった今日の予選。VANTELIN TEAM TOM’S勢はテストの時から非常に好調で、その中でも中嶋一貴が今週末も良い流れを維持し予選に臨んだ。

 Q1でトップタイムを記録すると、続くQ2ではP.MU/CERUMO・INGING勢の先行を許すが3番手で最終ラウンドへ進出。トップ3が0.1秒以内にひしめいたQ3では、見事にアタックをまとめ上げ1分35秒907を激戦のタイムアタック合戦を勝ち抜いた。

 昨日までは、好タイムを記録していながらナーバスな表情を見せていた中嶋一貴。プレッシャーから解放されたのか、記者会見での第一声は「ホッとしました」。心の底から安堵の表情をみせていた。

「冬の間からクルマの調子が非常に良くて、昨年よりもレベルアップしていたので、より良い状態でシーズンに臨めるだろうなという感じはありました。金曜日から妙にタイムが速かったので、逆にそれが重荷になっていたんです」

「予選までに絶対周りも合わせてくるだろうなと思っていて、嫌な感じはしていたのですが、クルマが贅沢なくらい速かったので、それにはチームに感謝しています」

「Q2でも国本(雄資)選手のタイムが非常に速かったんですが、どうかなと思いながらQ3に行って、自分としては満足のいくアタックができました。その上でなんとか前に行くことができました」

「満足もしていますし、ホッとしている方が大きいですね」

 また国内トップフォーミュラでは初の1分35秒台突入で、コースレコードを更新したが、それについては「レコードに関しては、後からついてくるものだと思っています。今回のレースでポールポジションを獲った人がレコード保持者になるだろうなとは思っていました。あまりそこに対しては感慨はないです」とサッパリとした様子だ。

 それでも、エンジンやタイヤが良くなっていることが今回のタイム更新につながったとのことで、「クルマ自体は変わっていないですけど、やっぱりエンジンとかタイヤも良くなっていますし、特にタイヤの進化が大きいと思うので、そこはヨコハマタイヤさんにも感謝していますね。運転していても楽しくて速いクルマになっていますし、スーパーフォーミュラの名に恥じないものになっていると思います。その結果が今回のレコードだったと思います」と語った。

 しかし、今日は予選が終わったばかり、明日に向けて最後は再び気を引き締めていた。

「やっぱりまだ予選なので、レースで勝たないと意味がないので、明日勝つために最大限のことをしたいです」

 2012年と2014年にチャンピオンを獲得している中嶋一貴だが、実は最後に勝ったのは2015年の第5戦オートポリス。1年以上勝利から遠ざかっている。それだけに明日は何としても勝利を手にして、3度目のタイトル獲得へ良いスタートを切りたいところだ。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 第1戦鈴鹿
サブイベント Saturday QF
サーキット 鈴鹿サーキット
ドライバー 中嶋 一貴
チーム TOM'S
記事タイプ 速報ニュース