【SF】小林可夢偉、クルマには満足も「まだ足りないところがある」

スーパーフォーミュラ第4戦で、小林可夢偉は2位フィニッシュ。KCMG移籍後初の表彰台を獲得した。

 スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎ。KCMGの小林可夢偉は2番グリッドからスタートし、2位でフィニッシュした。

 小林は絶好のスタートを決め、1コーナーまでにポールポジションスタートの山下健太(KONDO RACING)を抜いて、ホールショットを奪う。その後、後続に対して順調にリードを広げていき、レース中盤には10秒近いリードを築き、スーパーフォーミュラ初優勝を果たすかに思われた。

 しかし、34周目にピットストップした際に問題が起きた。右リヤタイヤの交換に手間取り、大きくタイムロスしたのだ。

「レースは全体的には良かったです。でも、ピットストップでは、自分の中ではショックだったというか、笑ってしまいました」

 小林が”笑ってしまった”理由、それはピットレポーターを務めていた松田次生だったという。

「ピットストップがうまくいかないのを見て『あーっ!』となっている(松田)次生さんを見て、笑っちゃいました。この世の終わりみたいな顔してるんですもん」

 そう小林は記者会見でおどけて見せた。

「でも、感覚としてはもっと大きく遅れてしまったかなと思っていたんですが、2位で終われて良かった。週末を通じてクルマはすごく良くて、予選2番手、レースも2番手。今までここまでのパフォーマンスは出せなかったですが、セットアップも含めて良かった」

 でも、小林はもっと上を目指したいと語る。

「まだまだ足りない部分があるので、その点はハングリーにやって前進しつつ、ピットストップで笑うようなことがないようにしたいです」

表彰台に登壇したガスリー、小林可夢偉、ローゼンクビスト
表彰台に登壇したガスリー、小林可夢偉、ローゼンクビスト

Photo by: Takahiro Masuda

 また小林にはもうひとつのトラブルが襲っていた。無線が通信不能となり、ピットと細かなやり取りができなかったというのだ。それで、ピットインのタイミングが分からなかった。

「10周を過ぎたくらいから、無線が入らなくなりました。(サインボードで)BOXの指示が出てからすぐに入ったんですが、それよりも早く入りたかったんです。でも、ピットに入ってタイヤが用意されていなかったら寂しいので、確実に”無線が壊れてる”とピットが気付いてくれるまで、待っておこうと思いました」

「セーフティカーが出たらヤバかったですね。ここ(トップ3会見)にはいられなかったかもしれません」

 勝ったピエール・ガスリー(TEAM 無限)も3位のフェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO Team LeMans)も、決勝レースをミディアムタイヤを履いてスタートした。しかし、小林はソフトタイヤスタート。この選択について小林は、「一切迷わなかった」と語る。

「ソフトしか考えていませんでした。スタートで前に出なきゃいけないじゃないですか? 前に出ることができれば、ギャップを広げることができると思っていましたから。僕としては正攻法でしたから、悩むことはなかったです」

 小林は今回初投入のソフトタイヤを”気に入った”ようだ。

「僕はソフトがスタンダードでもいいと思います。ミディアムはちょっと硬すぎますね」

「ソフトがスタンダードなら、1ストップか2ストップかも含め、色んな戦略を採れると思います。我慢しなきゃいけない時もあるでしょうし。そうすれば、結構面白いんじゃないかと思います。今日走っていて、そう感じました」

「それをマネージメントしなきゃいけないのはドライバーですし、そういうところが求められているんだと思います。レースを面白くするなら、こっちをスタンダードにした方がいいでしょうね」

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 第4戦もてぎ
サブイベント 日曜 決勝レース
サーキット ツインリンクもてぎ
ドライバー 小林 可夢偉
チーム KCMG
記事タイプ 速報ニュース