【SF】石浦、怒涛の追い上げでランク首位堅持「終盤は”無敵”になった気分」

P.MU / CERUMO・INGINGの石浦宏明は17番グリッドからスタート。レースでは怒涛の追い上げを見せ、4位フィニッシュを果たした。

 スーパーフォーミュラ第4戦もてぎ。ランキング首位でこのレースに臨んだ石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は予選17番手と後方からのスタートとなったが、見事な追い上げを見せ、4位フィニッシュを果たした。

 オーバーテイクポイントが少ないと言われているツインリンクもてぎで、昨日の予選でまさかのQ1ノックアウトとなり、予選17番手からのスタートとなった石浦。まず予選での後退については、このように語った。

「僕たちのクルマはいつもタイヤに優しくて、決勝が速いです。そこには自信を持っていましたが、逆に昨日の予選コンディションでは、タイヤになかなか熱が入らず苦しかったんです。(皮むきしていない)真っさらのニュータイヤでしたし、自分たちの武器とは相反するコンディションでした」

「正直、心は折れそうになっていましたけど、エンジニアが一番諦めずに作戦を悩んでくれていたので、僕もスイッチが入りましたね」

 とはいえさすがに17番手からの追い上げは厳しいかと思われたが、ロングランに強いマシンに仕上がっていたことが最大の要因だったようだ。

「重たい状態でのクルマがあまり良くなくて、スタート後も順位を下げてしまいましたが、ウェイトの感度がすごく大きくて、タイヤを交換するよりも、軽くなった方が速くなっていたんです」

「しかも、前がピットに入ってクリーンエアで走ることができて、その時は自分が何位で走っているか知りませんでした。最後の最後ピットに入る直前に『うまく行けば8位になれるかも』と聞いて、頑張らなきゃと思いました」

 そして、40周目にピットインしソフトタイヤに交換。レース終盤ということで、燃料も少なくなり、路面上にはラバーがのっている状態。ここでのソフトタイヤ装着が終盤の快進撃に繋がった。

「ピットを出たら、軽い状態でソフトを履くとすごく速かったです。F1でも良く見かけますけど、路面にラバーがのっていて軽い状態だったので、ちょっとゲームで無敵になった気分でした」

 今回は全体でスタート時の装着タイヤがソフトとミディアムで分かれたが、石浦とチームメイトの国本雄資はミディアムタイヤを選択。その理由についても説明してくれた。

「最初にソフトを履いても、前にクルマが一杯いる状態で、抜けなかったら無駄遣いに終わると思ったので、ミディアムを選びました。でもスタートした瞬間から、あっという間にソフトを履いている人たちがどんどん抜いていくのを見て『しまった』と思って、早くソフトに交換したいと無線で言いました」

「ちょうど国本がピットインするタイミングだったので、待つことになったのですが、前にいた集団が続々とピットインして、前がクリアになったので、そうであれば自分たちのロングランのペースは速いから、地道に粘るしかないなと心に決めてプッシュしました。それが最終的にうまくいくことになりました」

「終わってみれば、チームの用意してくれたクルマと作戦に助けられて、被害を最小限に食い止めることができました。シリーズを考えると、ものすごくありがたい結果だったと思います」

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 第4戦もてぎ
サブイベント 日曜 決勝レース
サーキット ツインリンクもてぎ
ドライバー 石浦 宏明
チーム セルモ
記事タイプ 速報ニュース