【SF】11台抜きで4位獲得、ローゼンクビスト「良いレースができた」
第2戦岡山のレース2、15番手から4位まで追い上げたSUNOCO Team LeMansのローゼンクビストは、決勝での自身の走りに満足しているようだ。

岡山国際サーキットで行わたスーパーフォーミュラ第2戦のレース2。今季から参戦しているフェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO Team LeMans)は15番手スタートから4位まで追い上げる活躍を見せた。
前日のレース1でもファステストラップを記録するなど、ライバルも恐れるほどの速さを披露。しかしレース2の予選では、トラフィックもありパフォーマンスを十分に発揮できず、15番手でQ1敗退。セッション後も非常に悔しそうな表情を見せていた。しかし、決勝ではレース1同様に眼を見張るほどの速さをみせた。
他車が1周目からピットストップをする中、ローゼンクヴィストはステイアウトを選択。序盤は小林可夢偉(KCMG)との接近戦が続いたが19周目に彼がピットインし、前方がクリアになると1分16秒台を連発。2番手を走行していた山下健太(KONDO RACING)にも追いついた。
31周目に山下、34周目に石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING)がピットストップを行いトップに立つと、さらにペースを上げ後続とのリードを広げた。
しかし、39周目に伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)のクラッシュでセーフティカーが導入されピットイン。4番手でコースに復帰を果たした。
レース再開後も、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)を追い回す力強い走りをみせ、表彰台こそ逃したものの存在感を存分にアピールするレースをみせた。
決勝については満足の様子だったローゼンクビストだが、予選は悔しかった様子。
「全体的に良かったウィークエンドだったね。予選はトラフィックがひどくて妥協せざるを得ないところがあってフラストレーションもたまった。これだけクルマの調子がよかっただけに、2レースとも14番手や15番手からのスタートになって本当に残念だったよ」
「でも決勝では良いペースを発揮できたね。昨日はファステストラップを記録できたし、今日も力強い走りができた。タイヤの調子がすごく良かったから、ピットストップを終盤まで引っ張ることができた。これが順位を上げてくることにもつながったね」
「表彰台まであと一歩だったけど、良いレースができたと思うよ」と振り返った」
前回の鈴鹿では予選でもコースオフが見られるなど、初めてのスーパーフォーミュラで苦戦していたところもあったが、そこでの経験が今回は生きたという。
「昨年の鈴鹿から問題点を克服して、大きなステップアップができたと思うよ。僕にとってはチームのみんなと仕事をするのは今年初めてだったし、正直鈴鹿は手探りになるところがあった。でも、そこでの経験を生かして今回は全体で素晴らしい仕事ができたと思うよ」
取材・執筆/吉田知弘
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この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
イベント | 第2戦岡山 |
サブイベント | 日曜日 |
ロケーション | 岡山国際サーキット |
ドライバー | フェリックス ローゼンクヴィスト |