スーパーフォーミュラ第3戦:荒天のオートポリスは11周で成立。アレジがポール・トゥ・フィニッシュ
スーパーフォーミュラ第3戦オートポリスは悪天候のため、13周を終えた時点で終了成立となり、ジュリアーノ・アレジが2戦目にして優勝を飾った。
2021年スーパーフォーミュラ第3戦の決勝レースがオートポリスで行なわれた。優勝したのはジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)だった。
14時15分スタート予定の決勝レースは天候不良のため14時55分にフォーメーションラップがスタート。雨がポツポツ落ちるウェットコンディションで、気温、路面温度とも22℃。そして14時59分にシグナルがブラックアウトして42分 or 75分の決勝レースがスタートした。
ポールスタートのアレジがトップを守って1コーナーへ。3番手スタートの阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)が2番手スタートの宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)をかわして2番手に上がったが、後方では5番手スタートの坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)が6番手スタートの平川亮(carenex ENEX TEAM IMPUL)と絡み、さらに国本雄資(KCMG)もコースアウトを喫してこの3台がここでレースを終えることになった。
大混乱のスタートとなったが、日立Astemoコーナーでアレジの直後にいたのは、4番手スタートの関口雄飛(carenex ENEX TEAM IMPUL)、さらに13番手スタートの松下信治(B-Max Racing Team)が3番手にジャンプアップしていた。直後にセーフティカー(SC)が出動し、4番手以下は11番手スタートの大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)、阪口、塚越広大(ThreeBond Drago CORSE)、大嶋和也(NTT Communications ROOKIE)、宮田の順になっていた。
4周完了でリスタートとなったが、その直前のファイナルコーナースタンド前で2番手の関口がコースアウト。すぐにコースへ戻るが順位を落として、代わって松下が2番手へ順位を上げた。アレジと松下は1.5〜2秒程度の差を守りながら2番手以下を徐々に引き離す走りを展開した。
スタート時に目の前で2台の接触に巻き込まれそうになった7番手スタートの野尻智紀(TEAM MUGEN)は11位まで順位を落としたが、リスタート後は次々に順位を上げて、10周目には5番手まで順位を上げた。
レーススタートから20分が経過したころから雨が強くなり、11周目には大雨となりSCが出動。さらに13周目の15時22分には赤旗が掲出されてレースは中断となった。グリッドではメカニックがタイヤ交換や内圧変更等の作業を行ない、16時20分にレース再開というアナウンスが発表。しかし天候の回復は見込めず、16時30分にレース終了となり、トップを守ったアレジがスーパーフォーミュラ参戦2戦目でポール・トゥ・フィニッシュを飾ることになった。
なお、レースは中断前の11周での結果が正式となっている。
※追記:レース後、18時20分付けで暫定結果が発表され、2番手でフィニッシュした松下はスタート手順違反により5秒のタイムペナルティを受け、3位に降格。3番手フィニッシュの阪口が2位となった。
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