【スーパーフォーミュラ】1周目に追突され無得点の福住仁嶺、逆転タイトルは望み薄に「残念だけど、次戦リベンジする」
スーパーフォーミュラ第5戦もてぎでリタイアに終わった福住仁嶺は、逆転タイトルへの条件がかなり厳しいものとなってしまったが、次戦ではこの悔しさを晴らすためにリベンジしたいと語った。
Nirei Fukuzumi, DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Masahide Kamio
ツインリンクもてぎで行なわれたスーパーフォーミュラ第5戦は、ポイントリーダーの野尻智紀(TEAM MUGEN)がポールポジションから完勝。23点を加算して総獲得ポイントを76とし、タイトル争いをかなり有利なものとした。
一方、前戦SUGOでキャリア初優勝を達成し、ランキング3番手でもてぎに乗り込んできた福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)にとっては、苦難の週末となった。福住は予選Q3進出を逃して9番グリッドに沈み、決勝ではオープニングラップのV字コーナーでの事故によりリタイアに終わった。
福住はV字コーナーに向けたブレーキングの際、山下健太(KONDO RACING)に追突されたことでハーフスピン。体勢を立て直そうとしていたが、そこに後続の塚越広大(ThreeBond Drago CORSE)が接触。福住のマシンはダメージが大きく、その場でマシンを止めてリタイアとなった。
福住はレース後、motorsport.comに次のように説明した。
「3号車(山下)が僕の後ろにいましたが、ブレーキングで彼に追突される形となり、(V字コーナーへの)進入でリヤのコントロールを失ってしまいました。そして塚越選手と接触し、僕のマシンは壊れてしまいました。本当に悔しいです」
一方、福住に追突してしまいドライブスルーペナルティを科された山下は次のように語っていた。
「僕の予想以上に速度差がありました。僕が思っていた以上に彼が遅かったんです。それで少し接触してしまいました」
「(裁定については)できればタイムペナルティの方が良かったですし、ドライブスルーは少し厳しいなと思いましたが、しょうがないと思います」
これにより、ポイントリーダーの野尻と福住の点差は42に広がった。2戦を残し、福住にも理論上は逆転タイトルの可能性が残されているが、それには2戦2勝が絶対条件。その上で野尻が低迷することを期待しなければならず、かなり厳しい状況と言わざるを得ない。
「本当に残念です。野尻選手がまた優勝し、チャンピオンシップの差がかなり広がってしまいました」
そう福住は語る。
「野尻選手はこれまで厳しいシーズンを送っていましたが、ついに良い感触を掴めたようです。不思議な感覚ですが、彼がスーパーフォーミュラでタイトルを獲得すれば僕も嬉しいです」
「でも、僕もこれからも頑張り続けて、ここで行なわれる次のレースではリベンジしたいです」
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