スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ:野尻智紀、初タイトルに大きく近付く今季3勝目。ライバルの追撃も何のその
2021年スーパーフォーミュラ第5戦もてぎが行なわれ、ポイントリーダーの野尻智紀が優勝した。
写真:: Masahide Kamio
2021年スーパーフォーミュラの第5戦がツインリンクもてぎで行なわれた。35周の決勝レースを制したのは野尻智紀(TEAM MUGEN)だった。
予選日は厳しい暑さに見舞われたサーキット周辺も、決勝日は曇りがちで涼しい風が吹くコンディションとなった。予選でコースレコードを更新してポールポジションを獲得したのは、ポイントリーダーの野尻。2番グリッドには前戦SUGOのポールシッター関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が並んだ。
スタートでは野尻が後続を抑え、トップをキープして1コーナーに。以下関口、松下信治(B-Max Racing Team)、平川亮(carenex TEAM IMPUL)、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)というトップ5となった。
またオープニングラップでは複数の接触があり、ストップしたマシンの回収のためにセーフティカーが出動した。 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がV字コーナー手前で山下健太(KONDO RACING)に追突された影響でハーフスピンし、そこに避けきれなかった塚越広大(ThreeBond Drago CORSE)が接触した形だ。山下には後にドライブスルーペナルティが科された。
5周目にレースが再開されたが、上位のオーダーは変わらず。ピットウインドウがオープンとなる10周目に2番手の関口がピットインすると、それに反応するような形で11周目に野尻もピットインし、関口の前でコースに復帰することに成功した。
15周目に松下もピットに入ったことで、首位は平川に。平川は26周目までピットインを遅らせる作戦を採用して逆転を狙ったが、コース復帰した際のポジションは野尻、関口、松下の後ろ4番手。ライバルの逆をついた作戦を活かすことはできなかった。
関口は最終ラップにオーバーテイクシステムを使って野尻に迫ったが、仕掛けるには至らず。野尻は今季3勝目のチェッカーを受けた。2位には関口が入り、3位には追いすがる平川の猛攻をなんとか抑えた松下が入った。
これにより、5戦を終えての野尻の獲得ポイントは76に。6位に終わったランキング2番手の大湯(41ポイント)との差を35にまで広げ、2戦を残して悲願の初タイトルに大きく近付いた。
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