【スーパーフォーミュラ】山本尚貴、12位フィニッシュも決勝向けセットアップに光明を見る「今までほど悲観していない」
スーパーフォーミュラ第5戦で12位に終わった山本尚貴は、決勝に向けて施したセットアップの感触が良かったと明かし、これを足掛かりに次戦はより良い成績を残したいと語った。
写真:: Masahide Kamio
昨年のスーパーフォーミュラ王者である山本尚貴は、TCS NAKAJIMA RACINGに移籍した今季、上位争いに絡めないレースが続いている。出口の見えないトンネルの中で苦悩する山本だが、第5戦もてぎの決勝ではトンネル脱出の手がかりとなり得るものが見つかったようだ。
第5戦の舞台は、山本が7月のスーパーGTで勝利したツインリンクもてぎ。しかしスーパーフォーミュラで山本は予選でQ1敗退に終わり、17番グリッドからのスタートを強いられることとなった。予選後に山本は「ダメな理由がよく分からないので、お手上げです。色々変えてもらっていますが、ちょっと(不調から)抜け出せないです」と話していた。
しかし、決勝を終えてインタビューに応えた山本は、今回の決勝レースでのフィーリングは過去数戦と比べても良いものだったと語った。
「結果は12位でポイントは獲れませんでしたが、今までほど悲観していません」
山本はそう語る。
「レースでは前に詰まってしまいましたが、ここ最近の中では一番しっかりとグリップしていたと思います。今まで何をやってもうまくいかなかったですけど、やっと及第点のところには入れたと思います」
「今日に向けて施したセットアップが良かったというのは良いヒントになると思うので、次は今よりも良い成績が残せたら良いなと思います」
Naoki Yamamoto, TCS NAKAJIMA RACING
Photo by: Masahide Kamio
山本はまた、1周目のV字コーナーで複数のドライバーによる事故が発生した際、ポジションを落とした。彼はこの時の状況について次のように語った。
「V字コーナーまでに1台抜くことができて、混乱もうまく切り抜けられるかなと思っていましたが行き場がなく、アンチストールが作動してしまいました」
「クラッチを切ったんですけどまたアンチストールに入ってしまい、駆動がなくなってしまいました。そこでかなり抜かれてしまったので、もったいなかったです」
予選と決勝ではセットアップを分けていた山本。今回は決勝向けのセットアップが良いフィーリングだった形だが、同じくもてぎで行なわれる第6戦に向けては、走り出しから好調を維持して予選で良いグリッドを獲得することが鍵になると語った。
「もてぎは前の方にいないと戦えません。最初から良いクルマを作って、予選でQ3に進んで上位グリッドを獲得できれば、レースでも強いところも出せると思います」
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