【スーパーフォーミュラ】ウエット濃厚の第6戦決勝、台風の目はKONDO RACINGか? 山下&フェネストラズ共に手応えあり
スーパーフォーミュラ第6戦もてぎの決勝を前にしたフリー走行でワンツーとなったKONDO RACINGのふたりは、ウエット路面でのパフォーマンスに確かな手応えを感じているようだ。
Sacha Fenestraz, KONDO RACING
Masahide Kamio
ツインリンクもてぎで行なわれているスーパーフォーミュラ第6戦は決勝日を迎えた。コンディションは雨。午前に行なわれたフリー走行はまさにヘビーウエットといった状況で、コースアウトやスピンが続出した。
そんな中でこのフリー走行をワンツーで終えたのが、KONDO RACINGのサッシャ・フェネストラズと山下健太。今季ここまでの5戦で無得点と苦しい戦いが続いているKONDO RACINGだが、この結果は彼らのウエット路面での好調さを示しているのか、はたまた様々な要因が重なっての偶然か……セッションを終えたドライバーふたりに聞いた。
まずはトップタイムのフェネストラズ。先日ようやく入国が叶った彼にとっては今季初のスーパーフォーミュラで、このような悪条件での走行もスーパーフォーミュラでは初。ただウエットコンディション下でのマシンセットアップには確かな手応えがあるようだ。
「マシンのセットアップは良い感じだ」とフェネストラズは言う。
「ただ残念なことに、予選は厳しい結果になったので、レースは後方からのスタートになる。前にたくさんのマシンがいて、水しぶきで視界が悪くなるだろう。ほとんど何も見えないだろうから、その点はかなり厳しいだろうね」
ドライコンディションの土曜フリー走行で5番手と好調な滑り出しを見せたフェネストラズだったが、同日午後の予選ではQ1敗退。フェネストラズが属するBグループのQ1でちょうど雨がぱらつき始めたことが状況を悪くしたと語る。
「予選では、僕がコースに出る直前で雨が降ってきたんだ。雨量が多く少し怖かった」
「コースに出てからプッシュし過ぎたので、おそらくウォームアップの間にタイヤをダメにしてしまったんだと思う。直前のフリー走行から予選の間にしたセットアップ調整の方向性も間違っていたのかもしれない」
決勝に向けては、午前中と比べると雨量が落ち着いてきているが、ウエットコンディションでのレースとなることは必至。17番グリッドと後方からの追い上げとなるフェネストラズはウォータースクリーンへの懸念を口にしているが、それでも決勝は雨を望むと語った。
「今朝と同じような天候がいい。もてぎはドライコンディションだとオーバーテイクが難しいからね。あとは十分な視界があることを願う。そうなれば面白いレースになるだろう」
一方フリー走行でフェネストラズに続く2番手タイムを記録した山下は、予選で4番グリッドを確保している。彼もマシンには手応えがあるようで、今季初入賞にとどまらず初優勝を狙っていきたいと語った。
「(感触は)すごく良いです。チャンスだなと思っています」と山下は言う。
「雨の中であれば、セットアップの(ウインドウの)コントロールはできているかなと思います。雨量が少なくても多くても、そこに合わせられるという自信はあります」
「僕はチャンピオンシップも関係ないですし、今更数ポイントをとったところで何もありません。チャンスだと思うので、優勝を目指します」
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