【スーパーフォーミュラ】リスタート直後に起こった“混乱”。山本&大湯が状況を語る

スーパーフォーミュラ第6戦もてぎでは、21周目のリスタート時に複数台がリタイアするアクシデントが発生。TCS NAKAJIMA RACINGのふたりが状況を語った。

【スーパーフォーミュラ】リスタート直後に起こった“混乱”。山本&大湯が状況を語る

 ツインリンクもてぎで行なわれたスーパーフォーミュラ第6戦では、35周のレースでセーフティカーが3度も出動する波乱のレースとなった。特に2度目のセーフティカーが明けた21周目のリスタート直後には、3名のドライバーがリタイアするアクシデントが発生した。

 3コーナー付近でストップし、リタイアとなったのは坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)、平川亮(carenex TEAM IMPUL)の3名。グラベルにハマった坪井に関しては本人も単独スピンの可能性が高いとコメントしているが、山本と平川に関しては3コーナーへと向かうストレートで接触があったようだ。

 山本はレース後、当時の状況を次のように語った。

「平川選手の左フロントと僕の右リヤが当たりました」

「平川選手がいたことは認識していたので、もちろん彼にスペースを空けることを考えていました。ただ、前にスローダウンしていた車両がいて、さらにセルモの1台(坪井)がスピンをしていました。結果的にあれは単独スピンだったようですが、あの視点だと何が起こっているか分からず、接触だと思っていました」

「混乱が起きているからとマージンをとったつもりでしたが、意識がそっちにいってしまって、平川選手への意識が薄くなっていました」

 

「接触したことは確かですし、彼の身体が心配です。裁定としてはどちらが悪いということはない、とのことですが、僕のレースも台無しになったし彼のレースも台無しにしちゃいました。彼には申し訳ないと思います」

 山本の言う、“スローダウンしていた車両”というのが、彼のチームメイトである大湯都史樹だった。

 大湯はオープニングラップの接触でホイールにダメージを負い緊急ピットイン。ラップダウンとなっていた。件のリスタートを隊列の2番目、つまりレースリーダーの大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)のすぐ後ろで迎えた大湯は、2コーナーを立ち上がってすぐにスピードを落としてレコードラインから外れ、各車を先に行かせようとしていたが、後方からスピン状態の山本が「飛んできた」のだという。

 大湯曰く、当時はブルーフラッグが振られていなかったものの、「隊列の後ろに下がるように」という競技長からの指示がチームを通して大湯の耳に入ってきたという。そのため大湯はどのポイントで後続に道を譲るか考えた結果、2コーナー立ち上がりのストレートで譲るという判断に至ったようだ。

「少しずつ行かせるということもできましたが、それはそれで邪魔だと思いましたし、ドライタイヤなのでラインを外すと(濡れた路面に足を取られて)コースアウトするかもしれません。だから長めのストレートで行かせるしかないと思いました」

 大湯はそう語った。

「譲るのはどこでもよかったんです。しかし、先ほども言ったように途中で何台かずつ行かせるのは危険すぎるので、どこかのストレートでそれをやらないといけないなと思いました。しかし5コーナー手前は危ないし、バックストレートは登ってから下っているので(ブラインドとなり)それはそれで危ないと思いました。そういったことも考えて『譲るならここかな』と思いました」

 

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