山本尚貴、予選10番手も実は“ポール獲得”のポテンシャルあった? トラフィック影響しQ2敗退
スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿の予選で10番手となったTCS NAKAJIMA RACINGの山本尚貴。彼は予選Q2で敗退となったものの、ポールポジションを争えるポテンシャルがあると考えていたようだ。
写真:: Masahide Kamio
鈴鹿サーキットで行なわれている2021スーパーフォーミュラ第2戦。24日(土)にはその予選が行なわれ、TCS NAKAJIMA RACINGの山本尚貴はQ2を突破できず、10番手タイムとなったが、より上位を狙えるポテンシャルを感じていた様子だ。
昨年スーパーフォーミュラのシリーズチャンピオンに輝いた山本だが、今季はTCS NAKAJIMA RACINGへ“優勝請負人”として移籍した。
ただ彼は開幕前のテストから苦戦気味で、開幕戦富士では予選Q1を突破できなかった。ただ決勝では追い上げのレースを見せ、6位にまでジャンプアップしてみせた。
それから3週間。第2戦鈴鹿に乗り込んだ山本は予選Q1を無事突破。ただ予選Q2ではQ3進出ラインまでコンマ2秒ほど及ばず、ここで敗退。10番グリッドと中盤からの決勝スタートとなった。
セッションを終えた山本は、開幕戦富士からマシンの改善が進んでいると明言。今回は予選10番手にとどまったものの、より上位のポジションを争えるポテンシャルを感じていたと話す。
「クルマには自信がありました。やっとスタートラインに立ったという感じです」
山本はそう語る。
「予選Q1は(感触が)良くて、『これならポール争いができるな』という手応えがありました。ただQ2ではタイヤをうまく暖められなかったことで、本来のパフォーマンスを引き出せなかったです。開幕戦のQ1敗退とは違った悔しさがありますね」
また山本は予選で、アタックへ向かうタイミングを見誤ったこともありQ2を突破できるタイムを計測できなかったと説明。トラフィックの影響を受けずにウォームアップが行なえていれば、より良いタイムが出たはずだと語る。
「トラフィックでタイヤを暖められなかったです」
「その(トラフィックの)リスクはあるとは認識していたんですが、朝(フリー走行1回目)の段階では2周の計測だとグリップがなくなってしまったので、1周で行くことにしました」
「路面温度が下がって、だんだん厳しくはなっていましたが、Q2で前(にマシン)がいなくてウォームアップがちゃんと出来ていれば、タイムは出たと思います」
「(Q2のアタックへ)出るタイミングが遅れて、2周計測組の集団の中に埋もれてしまった。そこは(タイミングを)見誤ったと思います。予想以上に後ろに埋もれてしまったんです」
決勝では開幕戦のような追い上げ劇を見ることができるのか? 手応えを尋ねられた山本は、25日朝のフリー走行2回目を走るまでそれはわからないと答えた。
「前回も自信はなかったんですが、燃料を積んだら良くなりました。逆も……(燃料が少ない状態で)好調でも、燃料を積んでダメになる可能性もあるので、明日にならないと分からないですね」
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