スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト:2日目は初のドライセッション。初日に続き大湯が総合トップタイム
2021年スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテストの2日目は、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が初日に続いて総合トップタイムをマークした。
2021年スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテストの2日目が12月8日に鈴鹿サーキットで行なわれた。総合トップタイムを記録したのは大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)だった。
初日は終始ウエットコンディションとなったこともあり、ドライ路面が予想された2日目は午前のセッション3の開始時間は30分早められ、8時30分〜11時00分までの2時間半のセッションとなった。
セッション3の開始当初は、雨は降っていなかったものの路面は乾ききっていない状態。メインストレートではウォータースクリーンも少し上がっていた。松下信治(B-Max Racing Team)がスリックタイヤで一時コースインする場面もあったが、ほとんどのマシンがウエットタイヤで走行を重ねた。
路面が徐々に乾いていく中、開始から40分が経過した頃に山下健太(KONDO RACING)がスリックタイヤに履き替え、1分41秒台のタイムをマーク。これを受けて各車続々とスリックタイヤでコースに向かい、瞬く間にラップタイムが向上していった。
TCS NAKAJIMA RACINGのふたりは、それぞれがマシンをスワップ。山本尚貴が64号車を、大湯が1号車をそれぞれ数周走らせたが、ドライコンディションになってからは各々本来の車両に戻って走行を重ねた。
太陽が差し込むようになったセッション後半、KONDO RACINGの2台や初日総合トップの大湯らがトップタイムを更新していく中、残り10分を切ったところで大津弘樹(DANDELION RACING)が1分36秒658を記録。これがこのセッションの最終的なトップタイムとなった。また、チェッカー直後には関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が最終コーナーでコースオフし、ストップするという一幕もあった。
なお、この午前のセッションをベストタイム1分38秒112の16番手で終えた中嶋一貴(ROOKIE Racing)にとっては、これが国内ラストラン。セッション終了後にはドライバーや関係者たちによるサプライズの引退セレモニーも実施された。
セッション4は定刻通り14時にスタート。このセッションでは、2021年王者の野尻智紀(TEAM MUGEN)がRed Bull MUGEN Team Gohの15号車をドライブし、一時はトップタイムを出した。この15号車は今回佐藤蓮がドライブするマシンだ。
多くのマシンが1分37秒台のタイムを出す中、大湯は1分36秒120という図抜けたタイムでトップに。セッション折り返しを過ぎてからもそのタイムを上回る者は現れなかった。
途中ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)のストップによる赤旗中断もあり、チェッカー時刻は予定の16時00分から10分延長された。ここで大湯は自らのトップタイムを1分36秒092に更新し、2日間に渡る合同テストを締めくくった。
なお、明日12月9日はルーキー限定のテストセッション。 佐藤蓮、三宅淳詞(KCMG)、そして平良響(ROOKIE Racing)の3名が、9時00分〜10時00分、10時30分〜11時30分に渡って走行する。
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