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【スーパーフォーミュラ】トムス、中嶋一貴の第6戦もてぎでの復帰を明言せず。アレジとの“SFライツ2年計画”も明かす

TOM’Sの山田淳氏は、スーパーフォーミュラ第6戦で中嶋一貴が復帰することは「スケジュール的には可能」としながらも、実際に起用するかどうかはまだ決まっていないと語った。

Kazuki Nakajima, Kuo VANTELIN TEAM TOM’S

写真:: Masahide Kamio

 今季は中嶋一貴と宮田莉朋をレギュラードライバーとしてスーパーフォーミュラに臨んでいるKuo VANTELIN TEAM TOM’S。しかしWEC(世界耐久選手権)に参戦している中嶋は、入国規制などの影響で第2戦鈴鹿以降は欠場が続いており、過去4戦はTOM’Sからスーパーフォーミュラ・ライツ(SFライツ)にフル参戦中のジュリアーノ・アレジが代役として36号車のステアリングを握っている。

 ただ、WECは伝統のル・マン24時間レースを終え、バーレーンでの終盤2連戦(10月30日、11月6日)に向けて2ヵ月以上のインターバルを挟むことになる。これはつまり、10月16日に予定されているスーパーフォーミュラ第6戦もてぎに関しては、WEC組も日本入国後14日間の自主待機期間を確保することができるということだ。

 しかしTOM’Sの山田淳氏は、中嶋が第6戦もてぎでスーパーフォーミュラに復帰するかどうかについては明言せず、今後チームで検討していく必要があるとした。なお山田氏は、同社のスーパーGTとスーパーフォーミュラ・ライツのチームで監督を務めている。

 山田氏は次のように語る。

「(中嶋は)スケジュール的には戻ってこられるはずです。ただ、次のレースをどのドライバーでいくのかというのは、工場に戻ってからチームでしっかりと決めていかないといけないことです」

「今この時点では、どっちが走るかどうかは決められないです」

Giuliano Alesi, TOM'S

Giuliano Alesi, TOM'S

Photo by: Masahide Kamio

 このコメントは、アレジが今後も引き続きスーパーフォーミュラとSFライツのダブルエントリーを続けていく可能性があることを示唆しているとも言える。アレジは来日1年目かつ代役参戦ながら、雨の第3戦オートポリスでは初優勝を挙げるなど印象的な走りを見せており、2年目となる来季は正式にスーパーフォーミュラにステップアップするのではという見方もあるが、山田氏はアレジとの間にSFライツでの“2年計画”があることを明かした。

「彼とは今のところ、SFライツを2年やって、2年目でチャンピオンを獲る、ということを目標にしようと約束しています」

「ですので彼が来年スーパーフォーミュラでフルエントリーするかどうかは決まっていません」

 

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