宮田莉朋、フル参戦2年目は野尻に次ぐ速さ見せランキング4位。F1への夢はブレず「早く海外に行けるように」|スーパーフォーミュラ
2022年のスーパーフォーミュラでランキング4位を獲得した宮田莉朋は、今もF1を目指していることから、スーパーライセンスポイントを10点獲得したことには一定の成果を感じているようだ。
写真:: Masahide Kamio
2022年のスーパーフォーミュラは、野尻智紀(TEAM MUGEN)の2連覇で終了。並み居るライバル達に大差をつけてのタイトル獲得となった。彼はシーズン2勝に終わったものの、10戦中6回のポールポジションを獲得し、予選だけで20ポイントを荒稼ぎするなど一発のパフォーマンスが際立っていた。
そんな野尻に肉薄していたのが、ランキング4位の宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)。今年でフル参戦2年目の宮田は野尻がいたこともあり初ポール獲得とはならなかったが、4戦で予選2番手を獲得して野尻と共にフロントロウに並んだ。特に最終戦鈴鹿の予選は野尻と0.040秒差の2番手タイムで、3番手以下をコンマ4秒以上突き離すなど、ふたりだけが異次元のパフォーマンスを見せていた。
Ritomo Miyata, Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
Photo by: Masahide Kamio
宮田はシーズンを振り返り、次のように語った。
「山あり谷ありでしたが、予選は常に上位にいたので、もてぎでの取りこぼしがなければもっとランキング上位にいけたと思います。1年間速いクルマを作っていかないといけないなと思います」
第7戦・第8戦が行なわれたもてぎでは、本人も苦手意識があり苦戦。第8戦の予選ではQ1敗退、決勝も無得点に終わった。こういった取りこぼしもありランキングトップ3を逃したことは残念だと語る宮田だが、今季の結果でスーパーライセンスポイントを10点加算できたことはポジティブに捉えているようだ。
というのも、宮田は以前からF1が目標であると公言してはばからない。F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを獲得するには3年間で40ポイントを獲得する必要があるため、来季以降はさらに良いシーズンを送りたいところだ。
宮田は第10戦を迎えた時点ではランキング6番手だったが、第10戦で3位表彰台を獲得したことで4位にジャンプアップした。ランキング6位で終わった場合はスーパーライセンスポイント5点しか獲得できなかったため、そこも大きかったと宮田は語る。
「トップ3に入りたかったですけど、去年は10位だったので大きな前進だと思います」
「僕はまだF1を目指しているので、スーパーライセンスポイントという点でも6位と4位では全然違います。1年で得るものは得たので、次に繋げたいと思います」
「今年は1勝できなかったので、来年はポールポジションも獲って、優勝もしたいです。ただ予選では毎回2列目以内に入れたり速さは間違いないと思うので、それを決勝に繋げられるようにクルマづくりを考えます」
「あとは、早く海外に行けるように頑張ります」
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