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関口雄飛、優勝目前でまさかのタイヤ脱落……ピットアウト直後から違和感も「勘違いだと言い聞かせた」

スーパーフォーミュラ第6戦でタイヤ脱落によりリタイアに終わった関口雄飛。ピットアウト直後から違和感を感じていたものの、勘違いだと自分自身に言い聞かせていたと語った。

リタイアした関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)のマシン

写真:: Masahide Kamio

 富士スピードウェイで行なわれたスーパーフォーミュラ第6戦。ポールポジションからスタートした関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)は、終盤まで優勝争いを展開するも、まさかのタイヤ脱落によりリタイアに終わった。

 関口にとっては、久々に良い流れを掴んだ週末だった。30分の計時方式となった予選では、雨量の少ないセッション序盤に好タイムをマークしてポールポジションを獲得。ドライコンディションとなった決勝でもレースをリードし続け、ステイアウトしたままレース後半に突入していった。

 40周のレースの26周目、首位を走っていた関口はピットへ。既にタイヤ交換を終えたドライバーの中で先頭を走っていた“裏1位”の野尻智紀(TEAM MUGEN)との差はこの時点で40秒以上。さらにチームは5.3秒という短い静止時間でタイヤ交換作業を終わらせたため、関口は難なく野尻の前でコースに復帰した。

 しかし、ダンロップコーナーで衝撃の光景が飛び込んでくる。関口がスピンオフし、脱落した左リヤタイヤが転がっていたのだ。

 優勝が十分狙える展開ながらリタイアに終わった関口。彼によると、ピットアウト直後から違和感があったという。

「1コーナーからAコーナー(コカ・コーラコーナー)あたりから何か違和感がありました」

「100Rもオーバーステアで、ヘアピンを立ち上がってBコーナー(ダンロップコーナー)までの間も違和感がありましたが『大丈夫。勘違いだ』と自分に言い聞かせていました(笑)。その後(ダンロップコーナーを)曲がったら回ってしまいました。こんなことが起こるとは思いませんでした」

 関口はマシンを降りた後、すぐにガードレールの反対側に退避する必要があったため、左リヤの状態はあまり確認できていないとしたが、ナットが外れたようだと語った。

「無線では最初『ハブが取れた』と言っていましたが、その後少しして『すみません、ナットでした』という無線が入りました。だからナットが取れたのだと思います。ただタイヤ交換を担当した人としても、違和感はなかったと言っています。今分かっているのはここまでです」

 タイヤトラブルが起きるまでは、予選、決勝共に高いパフォーマンスを見せた関口。今週末の自身の走りには満足しているようだ。

「セーフティカーが入ったことで、野尻選手が10周目(終了時)にピットインしました。彼は途中、山本(尚貴/TCS NAKAJIMA RACING)選手に引っかかったりもしたらしいですが、それ以外はクリアに走れていたとのことで、(自分にとって)厳しい展開でした。ただ、自分の中では頑張れたと思っているので満足しています」

「予選に関しても、視界が良いところでタイムを出しただけだろう、と思う人もいるかもしれませんが、雨が強くなってからもタイムは良かったし、順当な結果だと思っています。ドライに関しても間違いなくトップ3に入れるクルマに仕上がっていました」

 インタビュー中も笑顔を見せることが多く、既に気持ちを切り替えられているように見えた関口に、勝てるレースを落としたことよりも、ようやく優勝戦線に絡めたことへのポジティブな気持ちの方が大きいのかと尋ねると、彼はこう答えた。

「いや、そんなことはないですよ。スーパーフォーミュラは基本的に誰が勝ってもおかしくないレースなので、勝てる時に勝っておかないといけません」

「前戦の優勝者がQ2に行けないこともザラにあるカテゴリーですから。そういう意味では悔しいです」

 
 
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