大湯都史樹が3年目にして初のポールを奪取。NAKAJIMA RACINGが連日速さ見せる|スーパーフォーミュラ第8戦もてぎ
スーパーフォーミュラ第8戦の予選がモビリティリゾートもてぎで行なわれ、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)がポールポジションを獲得した。
写真:: Masahide Kamio
モビリティリゾートもてぎで行なわれているスーパーフォーミュラ第7戦・第8戦。8月21日(日)午前には第8戦の予選が行なわれ、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)がポールポジションを獲得した。
前日の第7戦では、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が雨のレースをポールトゥウィンで制し、地元で完全復活をアピール。タイトル争いに関しては、ポイントリーダーの野尻智紀(TEAM MUGEN)が手堅く3位に入ったため、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)に対して30点、平川亮(carenex TEAM IMPUL)に対して40点と依然大きなリードを保っており、第8戦の結果次第では最終鈴鹿大会を前にタイトルを決められる可能性もあるという状況だ。
第8戦の予選は9時15分に気温27℃、路面温度32℃でスタート。昨日の予選と概ね近いコンディションだ。
Q1のAグループではいきなり波乱が起きた。TEAM MUGENの笹原右京がセッション開始直後にヘアピンでコースオフ。グラベルで動けなくなってしまい、赤旗中断となった。笹原は第7戦の予選Q1でトップタイムをマークしながらも、Q2ではチームのオペレーションミスもあり時間内にアタックできず。2戦続けて不完全燃焼な予選となった。
そんなQ1 Aグループでトップタイムをマークしたのは、昨日の優勝で勢いに乗る山本。タイムは1分30秒978で、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が僅差で続いた。また、逆転王座を狙うランキング2番手のフェネストラズも順当にQ2進出を果たした。
Q1 Bグループでも、NAKAJIMA RACINGが速さを見せた。トップタイムは大湯で1分30秒628。野尻も危なげなくQ1を突破し、昨日はQ1落ちに終わり苦しいレースとなった平川も、カットラインギリギリの6番手でQ2に駒を進めた。
そしてポールポジションを決するQ2がスタートした。前日の予選は集団が密集していたこともありトラフィックが発生していたが、今回は各車間隔をあけて比較的早めにアタックに突入していった。そんな中で、区間ベストを連発しながら周回してきたのが大湯。大湯は1分30秒313をマークしてトップに立つと、最終的にそれを上回るドライバーは現れず、大湯のポールポジションが決まった。
2番手に入ったのは1分30秒462を記録したフェネストラズ。野尻が1分30秒497で続き3番手に入った。トップから11番手までが0.443差で、僅差のセッションであった。
スーパーフォーミュラ参戦3年目の大湯にとっては、これがキャリア初ポール。前戦は3番グリッドから順位をキープしていたが、不運なギヤトラブルに見舞われた。第8戦に向けては部品を交換したことでトラブルは解消されたという。大湯が14時半から行なわれるレースで逃げ切れば、NAKAJIMA RACINGにとっては2戦連続のポールトゥウィン、大湯にとっては2020年の第6戦鈴鹿以来の2勝目となる。
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