スーパーフォーミュラ 第9戦・第10戦:鈴鹿
佐藤蓮、ついに手にしたスーパーフォーミュラ初表彰台「もっと上を見ないと。明日は優勝を目指します」
スーパーフォーミュラ第9戦鈴鹿で3位表彰台を獲得した佐藤蓮は、初の表彰台獲得に安堵しながらも、この結果に満足せぬよう早くも気持ちを切り替えている。
戎井健一郎
編集: 2022/10/30 0:07
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笹原右京と野尻智紀によるワンツーフィニッシュ、野尻のシリーズ2連覇確定とTEAM MUGENのダブルタイトル達成……スーパーフォーミュラ第9戦鈴鹿は、まさにTEAM MUGENに彩られた1日であった。そんな中、彼らに次ぐ3位に入ったTEAM GOHの佐藤蓮も、初めての表彰台に笑顔を見せていた。
佐藤は今季からスーパーフォーミュラにステップアップ。レッドブルジュニアの一員となり、レッドブルカラーのマシンを走らせるというプレッシャーのかかる体制での参戦となった。開幕富士ラウンドでは予選2番手を獲得するなど定評通りの速さを見せたが、決勝での最上位は6位と、なかなかインパクトのあるレースができずにいた。
そんな中迎えた第9戦で佐藤は、予選9番手から終始ポイント圏内でレースを展開。31周のレースで20周目にタイヤ交換する作戦を採ると、ピットアウト後は驚異的なペースでライバルを次々オーバーテイク。あと数周あれば、2位の野尻にも仕掛けられたのでは……そう思わせるほど勢いのある走りで、3位チェッカーを受けた。
Ren Sato, TEAM GOH
Photo by: Jun Goto
記者会見では好結果の要因として、アウトラップのペースが良かったことを挙げた佐藤。その後の囲み取材では、セットアップの方向性がウォームアップ性能に寄与したと語った。
「フロントに対する入力が強いセットアップにしていました。フロント(のグリップ)が来てくれれば必然的にリヤも来るので。そのおかげで他車よりも早いウォームアップができたと思います。今週末は基本的にそういったコンセプトで持ち込んでいました」
金曜の専有走行は17番手と苦戦した佐藤だが、これはフロントタイヤへの入力を過度に強くしすぎたためだったという。予選に向けてはそこを微調整したとのことで、基本的な方向性は週末から一貫していた。「改善点も見えてきたので、明日も期待できると思います」と彼は自信を覗かせる。
マシンを降りた直後こそ笑顔を見せていた佐藤だが、既に気持ちは翌日の第10戦(最終戦)に向いている。今後に向けてチャンスを繋ぐためにも、3位表彰台だけで満足していてはいけないと考えているようだ。
「マシンを降りてすぐは、表彰台に乗れたという安堵の気持ちがありました。ただ、この結果だけでは満足できませんし、今はもう気持ちを切り替えて明日良い結果を出すことを考えています」
今回の3位で、チームメイトの三宅淳詞(TEAM GOH)とのルーキー・オブ・ザ・イヤー争いでも7ポイント先行することになったが、佐藤はその辺りはあまり意識していない様子。目標は高く、優勝を目指すと力強く語った。
「今週末を迎えるにあたって、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのことは考えず、良い結果を出すことだけを考えていました。彼(三宅)とも協力してクルマを作っているので」
「もちろん、ランキングで上に来られたことは悪いことではありませんが、もっと上を見ないといけないので、明日は優勝を目指します」
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