【スーパーフォーミュラ】公開予定の無線交信についてドライバーを直撃。関西弁が怒りのサイン? “ヤマケン節”は聞けるのか?

来シーズンのスーパーフォーミュラでは、チームとドライバーの無線交信が公開される予定となっている。このことについて現役ドライバーたちから話を聞いた。

Kenta Yamashita, KONDO RACING

 国内トップフォーミュラの“次の50年”に向けたプロジェクト『SUPER FORMULA NEXT50』が発表されたスーパーフォーミュラ。その取り組みの一環として、2022年シーズンから新たなデジタルプラットフォームが立ち上げられ、レース中のライブ映像にとどまらずドライバーとチームの無線交信も聞けるようになることが明らかにされた。

 無線交信の公開は既にF1などで実施されており、レース中の緊迫感やドライバーの個性を伺い知ることができることから、ファンから好評を博している。スーパーフォーミュラもこれを機に、これまで以上にドライバーの様々な一面を見られるようになるだろう。

 無線交信がオープンになるという動きに関しては、多くのドライバーが好意的に受け取っている様子。無線がライブ中継で放送されるFIA F2で活躍した松下信治(B-Max Racing Team)も、「本気でやっている人たちが土壇場で話している言葉は面白いと思うし、ぜひ聞いて欲しいですね。そういったキャラ作りをどんどんしていかないとダメだと思うので、良い取り組みだと思います」と前向きなコメントを残した。

 同じくF2参戦経験がある福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、無線交信が気になるドライバーにチームメイトの牧野任祐を挙げた。理由は「突然関西弁で『なんでやねん!』と怒ったりするのか気になるから」。その真相を牧野に尋ねてみると、次のような答えが返ってきた。

Tadasuke Makino, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

Tadasuke Makino, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

Photo by: Masahide Kamio

「僕はそれがすごく顕著に出ますね。僕は機嫌が悪くなってくると関西弁になっていると思うので、その辺りも注目していただければと思います(笑)」

 他には、山下健太(KONDO RACING)の“ヤマケン節”が炸裂するのかどうかも気になるところ。山下は無線でも、その独特で軽妙なトークを見せてくれるのだろうか?

「残念ながら、僕は無線ではほとんど喋らないんですよね」と山下は話す。

「無線を通さずにひとりで文句言ってるので。だから公開されても問題ないです」

 とはいえ、ここで挙がったドライバー以外にも新たな一面が発掘される者が出てくるはず。無線交信の公開は、2022年スーパーフォーミュラの見どころを大いに作り出すだろう。

 
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