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来日4年目、フェネストラズが悲願のスーパーフォーミュラ初優勝。タイトル争い“第3の男”に?|第5戦SUGO

スーパーフォーミュラ第5戦SUGOの決勝レースが行なわれ、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が初優勝を遂げた。

サッシャ ・フェネストラズ Sacha Fenestraz(KONDO RACING)

写真:: Masahide Kamio

 2022年スーパーフォーミュラの第5戦が、宮城県のスポーツランドSUGOで行なわれた。53周の決勝レースを制したのはサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)だった。

 全10戦で競われる今季のスーパーフォーミュラも、前半戦最後のレースを迎えた。第4戦を終えた時点では野尻智紀(TEAM MUGEN)が67ポイントで選手権リーダー、平川亮(carenex TEAM IMPUL)が60ポイントでランキング2番手。3番手のフェネストラズ以下はそこから20ポイント以上離れており、まさに一騎討ちの様相の中でSUGO戦を迎えた。

 そんな野尻と平川は、予選で明暗分かれることに。野尻は4戦連続となるポールポジションをゲットして3ポイントを加算した一方、平川はトラフィックの影響もあってかタイムが伸びず、16番グリッドからのスタートとなってしまった。

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 ポールシッターの野尻の隣に並ぶのは、今季好調のフェネストラズ。グリッド2列目には大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)の若手勢がつけ、いずれも打倒野尻、そして初優勝を狙う形となった。

 走行初日から一貫してドライコンディションで行なわれてきた今週末だが、決勝直前、にわか雨がコースを濡らした。スターティンググリッドは生乾きの臭いがするような状況だったが、依然として日差しが強かったこともあって、14時30分のスタート時刻には路面は完全ドライと言っていい状況まで回復した。気温は30℃、路面温度は43℃だ。

 レースがスタート。野尻の蹴り出しが芳しくなく、1コーナーでフェネストラズがトップに立った。一方フェネストラズのチームメイトで7番グリッドの山下健太は、2コーナー手前でスピンし、グリーンにストップ。エンジンはまだかかっていたもののリヤタイヤが空転しており、復帰は叶わずリタイアに終わった。山下はこの際に山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)と接触したようで、接触検証が行われることとなった。

 そして山下のマシンを回収するためにセーフティカー(SC)が出動。隊列を先導していった。トップ3はフェネストラズ、野尻、そして5番グリッドから好スタートを決めた大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)となった。

 レースは8周目にリスタートが切られたが、直後にさらなるアクシデントが。ターン1へのブレーキングで松下信治(B-Max Racing Team)がコントロールを乱し、そのままアウト側のバリアにクラッシュ。2度目のSCとなった。

 ピットウインドウがオープンとなる10周終了時には、まだセーフティカー先導中。ここをチャンスと見てか、トップ3をはじめ半数以上のマシンがピットになだれ込んだ。一方で宮田、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、平川ら7台がステイアウト。ピットイン組の先頭8番手はフェネストラズで、ピット作業で野尻を逆転した大湯が9番手となった。

 レースの4分の1以上がセーフティカーランで消化された後、15周目にレース再開。トップの宮田はクリーンエアの利点を活かしてハイペースで周回し、中団にいてペースの上がらないフェネストラズら事実上のライバル達に対してマージンを築いていった。このまま十分なマージンを稼ぐことができ、またセーフティカー出動のタイミングなどが良ければ、宮田の逆転もあり得る……そんな展開だった。

 レースは大きな動きがないまま終盤戦に突入したが、セーフティカーランが長く続いた影響により、レース最大時間の70分の間に53周を消化できない見込みとなり、残り時間のカウントダウンが始まっていった。少しでもマージンを築きたいステイアウト組にとっては苦しい展開となった。

 残り時間10分前後から、ステイアウト組が続々ピットイン。平川はフレッシュタイヤの利点を活かし、笹原右京(TEAM MUGEN)、佐藤蓮(TEAM GOH)、国本雄資(KCMG)らを立て続けに攻略していった。

 宮田は残り3分でピットイン。しかしタイヤ交換に手間取った結果、フェネストラズ、大湯、野尻に加え、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの2台にも先行されて6番手での復帰となった。

 名実共に首位に返り咲いたフェネストラズはそのままトップチェッカー。スーパーフォーミュラ参戦3年目、悲願の初優勝となった。2位は今季初表彰台の大湯、3位は野尻となった。

 平川は最終的に7位でフィニッシュ。タイヤ交換後はオーバーテイクショーを披露し、16番手スタートから9ポジションアップし、タイトル争いに向けて貴重な4ポイントを持ち帰った。第5戦終了時のポイントランキングは、野尻81ポイント、平川64ポイント、フェネストラズ57ポイントというトップ3となった。

 
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